劇場公開日 2021年12月3日

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「根っからB級な」ナチス・バスターズ tkryさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0根っからB級な

2021年12月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

志の映画です。

なので個人的には面白く観れました。
午後のロードショーでやってそうな作品群がお好きな方には、そりゃあもうオススメですね。

粗も多いです。キュートと取るかどうかは観る人次第ですね。
登場するナチスドイツ軍の人数が少なかったり、集落のセット一つだけで話が終始するとか、なんだか可哀想になるほどチープな画が続きます。
もちろん特撮も貧相です。「あえて」とか「逆に良い」とかでもないです。
普通に予算の問題でショボくなったのかな、と。
スナイパーライフルみたいなので瞬殺するシーンが多いのですが「これ金が無かっただけだよね」みたいに思わず邪推したくなりました。

ロシア版イングロみたいなキャッチコピーでしたが、序盤こそ「おおっ」となりましたけど、基本は籠城戦というか立て篭もりみたいな戦闘が中心なので、そこも期待はずれかな。
不良部隊がゲリラでナチスを倒しまくるのを期待していたので、劇中で語られる「赤い亡霊?」の武勇伝をちゃんと観たかったです。
(まあ、そもそもイングロリアスバスターズ自体がそこを期待すると「アレ」な映画ではありますが…。)

好きなところもあります。
「ぼかし」のシーンは全部笑いましたね。
ぼかしを入れない選択肢もあったかもしれませんが、入れたことで低俗なコメディ感がでてB級な作品のトーンに見事マッチしておりました。
本国では修正せずに公開したのでしょうか?

全体として、わたしが勝手に期待した分、肩透かしを喰らっただけなので、空いた時間にふらっと観るとかなら全然悪くない作品だと思いますよ。

tkry