「師弟愛とベトナムの景色が観どころ」マーベラス いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
師弟愛とベトナムの景色が観どころ
あまり好みのジャンルではないが、本作監督のマーティン・キャンベルは「007シリーズ」をも手掛ける実力者ということで鑑賞。
本作はプロフェッショナル同士の戦いが観どころのようだが、全体を通して正直それほどでも…という感じ。確かにマギー・Qの花盛りの女っ振りとマイケル・キートンのまだまだ現役の男っ振りのせめぎ合いには惹かれるものはある。しかし、復讐に燃える暗殺者とプロの護衛との息詰まる攻防戦といいつつも、結局男女がゆえもうひとつ生死をかけた緊迫感に欠ける印象。
父娘のような無償の師弟愛とベトナムの風景は評判通りとても美しく映ったが、個人的にはそれ以上でもそれ以下でもない感じが否めない。
とはいいつつも、なんだかんだドキドキしつつ最後まで飽きずに観たのだが…。
余談だが、マギー・Q演じるアンナが、若き日の「高島礼子」と重なるのは私だけだろうか(笑)
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