「クライマックスで盛り下がる作品」マーベラス よしさんの映画レビュー(感想・評価)
クライマックスで盛り下がる作品
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育ての親を殺された女流暗殺者が、その仇を撃つために奮闘する物語。
サミュエル・L・ジャクソンが脇を固めるアクション映画です。
スタイリッシュでバイオレンスなアクションシーンは私好み。マギー・Qが演じる主人公のアクションもしっかりとしていて、終盤までは見応えタップりで高い評価を期待した作品でした。
逆に言えば、終盤で評価を大きく下げた作品でもありました。
死んだと思っていたジャクソンが実は生きていた・・・では、映画全体のコンセプトが台無しです。
そもそも、物語の発端となった、ジャクソンが「過去に暗殺した人物の息子を探す」が良く分からない。余命を察したジャクソンが贖罪の為・・・という理由のようです。しかし、何十年も殺し屋稼業をしている人物なのに、なぜその人物だけ探すのか・・・意味が分かりません。
それに対してなぜラスボスが反応するのか・・・も分からない。別に、息子を探す位させても、何の問題もないでしょう。名前を変えているとはいえ、隠れているわけではない。探し出されても、ラスボスに繋がらないようにしているでしょう。なぜ殺し屋大量投入のようなリアクションになるのか、意味が分かりません。
マギー・Qとマイケル・キートンとのラブロマンスも無理やり感があり、ここでも評価さげ。
私的評価は普通にしましたが、途中迄は素晴らしい出来だっただけに、とても残念に感じました。
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