「いろいろう〜ん。」死刑にいたる病 新れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろう〜ん。
■残酷な犯罪
24人も殺す。しかも拷問して殺す。それも時間をかけて関係性をつくってから殺したいサイコパス殺人鬼。とんでもないテーマもってきたなと思う。
パン屋の優しいオジサン。映画館でばったり会った気さくなオジサン。喫茶店でいつも会う愛想のいいオジサン、が殺人鬼だったら…なんかいいホントのオジサンは、気さくに子供なんかに話しかけられない世の中だよって言われてるみたいで(実際そう)悲しかった。
オジサンを信じていたのに拷問されて殺された子供たちの無念を思うと普通に絞首刑なんてヌルい。それに精神鑑定でしょうね。死刑に至る病って、病なら死刑にならんからね。
■残酷シーン
多くてとばした。なんか日本のミステリーって残酷描写ないと成立しないのかね?年々過激になっている。バラバラとか。今回の拷問とか。爪を剥ぐなんてのは日本の特攻警察のやっていたことだけどね。眼球が〜とかやめてくれよ。
■全体的な話
主人公が手紙から謎を調査していく、流れは面白かった。ストーリーもミステリーとして展開が気になるしよかったと思う。話としては秀逸なのは確かです。
■全体的に流れるサイコ
主人公が顔写真を壁に並べるとか怖いでしょ?やるか?変だよ。
■不自然さ
主人公がただぶつかっただけのサラリーマンを殺そうとするか?意味がわからない。しかし無いと後につながらないんだけど。
■最後
最後、2人が面会室での攻防よかった。しかし、その余韻のまま、彼女にも手紙来ていたオチ。彼女のセリフ「爪剥がしたい?」。ホラーやろ。なんかもうしょっぱなから過激すぎるんだから、どっかで主人公くらいはまともな雰囲気で(人殺ししそうにならないとか)最後は、ハッピーエンド(彼女と仲良く)にしてほしいんだよな。
なんかいろいろ僕好みに直したいなと思った映画だなあ。