「余命10年は長いのか短いのか」余命10年 リリーさんの映画レビュー(感想・評価)
余命10年は長いのか短いのか
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「余命10年て笑えるよね、長いんだか短いんだかどっちなんだってかんじ」というまつりのセリフに、人間はいつか必ず死ぬことを皆知ってるはずなのに、同じ10年であっても余命とつくといきなり悲しみが増すのはなぜだろうと感じた。
平均寿命まで生きれば私の余命は大体50年。まだまだ先だと安心していいのだろうか。確かに、20代で残り10年では誰かと出会い、人生を共に紡いでいくには短いのかもしれない。でも、それがあと何年だったら充分なのかは分からないし、明日死ぬ確率も0ではないのだから、それを測っても比べても意味がないと思った。
いつかは必ず等しく訪れる死に向かう中で、大事なのは残された時間を数えて何かを諦めることなく、今を生きたいように生きること。
そして、最後に頑張ったと思える(まつりのように頑張ったと言われたら間違いなし!)人生でありたいと感じた。
最後に、美しい風景と胸打つ俳優陣の演技に涙が止まりませんでした。
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