劇場公開日 2022年3月4日

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「冒頭のシーンから泣いてしまいました^_^;」余命10年 のりたまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0冒頭のシーンから泣いてしまいました^_^;

2022年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今日は、シネコンで一番大きなスクリーンで、密な状態の鑑賞となりました。
春休みで若い方々が多く、隣の席の女子高生らしき2人連れは、ハンカチなしでずっと泣いていました。
エンドロールが終わるまで、誰も席を立つことなく、シネコンスタッフさんに退場を促されました。
私も、珍しく涙を拭いて、鼻をかんでからゆっくりと退出しました。

桜や花火、紅葉など、春夏秋冬の映像と音楽が素晴らしくきれい。
マスクなしの飲み会や結婚式、花見や夜店などなど、コロナ前の日常を懐かしく感じました。
この風景にはいつ戻れるのやら?

20歳という若さで、余命10年の難病を発病する主人公、茉莉。
以前と変わりなく見える彼女の退院祝いでは、友人たちは同じ明るい未来があることを前提として盛り上がります。
病気や障がい、心身の不調は、外見から分かりにくいものも多く、「大丈夫?」と問われたら、「大丈夫」と答えることが礼儀みたいなところがあります。
この場面を観ていて、私は、「大丈夫?」「頑張ってね」を安易に使わないようにしようと思いました。

惜しむらくは、予告編の方が作品の美しさが際立っていたこと。
予告編を越える映像を見たかったです・・・。

のりたま