「意外にも、大人の鑑賞(感傷?)に耐えうる秀作。恋愛を超越して人生のドラマになっている。「based on」ではなく「inspired by 」であるところがミソ。ただしタイトルは両刃の剣。」余命10年 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)
意外にも、大人の鑑賞(感傷?)に耐えうる秀作。恋愛を超越して人生のドラマになっている。「based on」ではなく「inspired by 」であるところがミソ。ただしタイトルは両刃の剣。
イヤイヤ、今週の封切りは「ドラえもん」とか「マンカイなんとか」「帝国がどうとかいうアニメ」
とか大人にとってはイロモノだらけで不作過ぎ。「ブルー」なんとかのグライダー大空も、ジジイのワシには無理。
結局はコレしか観るものがなかった。
渋々見た。イヤイヤお涙頂戴の恋愛ものかよ・・・死が迫って結婚式とか観たくねぇなぁ・・
そういうのはイライラするよ・・
胡散臭くて・・
ジジイとしては・・
そもそも昭和時代は患者に病名伝えないで、陰でこっそり家族に「もって・・1年」
と伝えていたが、今は原則医者は患者に病名伝える代わりに「余命・・」という言い方は絶対にしないだろ・・
💢💢💢
(ただし、現実には、患者がネットで自分で調べてしまい、気を落とすパターン多いだろ)
という「対決、揚げ足取り」の怒りと冷めた気分でこの作品に対峙した
【実際は「予後」であり、か「余命」って・・明らかに不適切な用語】
最初から坂口健太郎だか山田裕貴だか双方髪の毛下げていて、良く区別がつかないし
小松菜奈は青っ白くて、病気が良く似合う貧相でゲンナリ
最初の同窓会での端緒も超胡散臭いし・・暗雲が垂れ込めてきた。
しかしながら中盤から盛り返し、最後のエンドロール、歌まで一気に昇華した。
いや人間は「不幸な人」「でもそれでも不器用すぎる人」にカタルシスを感じる、それが「大人」だから
原作者が「肺動脈性だか原発性」の不治の病であり、まあ年代は違うとはいえ同じ境遇であったこと
によるリアリティは大きい、あるいは脚本の力か?
「甘ったるい悲劇、恋愛ドラマ」ではなく「現実に即した女の悲痛な諦念、最後に心のこもった一言で
現実に対応する男の成長と悲哀」
でもこんな状況なら悲劇だけれども、幸せだよなあ。と強く感じさせた。
非常に」大人向き」の余韻の良い「恋愛を超えた人生ドラマ」
フィクションの加減が程よい。
ただ観客に女子が多くてすすり泣きが聞こえたが・・いゃぁ、そんなに早くから泣いてはいけないよ・・
涙は忍ぶものだよ・・と思った。
展開が早すぎの感もあるが、それはテンポの良さの証。最後の歌までキッチリひとつの秀作となっている。
カップル、及び若い女性以外でもぜんぜんOKだろう、もちろんジジイのワシでも・・
合格点映画【以下、iPad、デレートできないもので、重複します、すみません🙇♂️】
坂口健太郎の不器用さが、最初は意味不明であったが🤭、最後に大きな余韻を残した。
最初から坂口健太郎だか、山田裕貴だかが髪の毛下げていて、良く区別がつかないし
小松菜奈は病気が良く似合いすぎる青っ白い貧相な感じでゲンナリ・・暗雲が垂れ込めて・・
しかしながら中盤から盛り返し、最後のエンドロール、歌まで一気にk」
みかずきさん コメントありがとうございます😊😭、おっしゃるとおり、人間が生きてくうえで突き当たる不条理、命の儚さ、でも「たとえたちきられても、その存在は永遠に消えない(2人の生きた証)」描写が良かったです。主人公の再生が素晴らしいですね。ありがとうございました。😊
満塁本塁打さん。
みかずきです。
満塁本塁打さんのレビュータイトルにあるように、
恋愛映画を越えた作品でした。
茉莉と和人の愛は生きる喜びになっていきますが、
和人は再生していきます。茉莉は余命10年だと知りながら生への執着が強くなり生きたいと思うようになります。
二人の対比が切なくて、人間の運命の非情さ、不条理を感じました。
また、本作は、四季の美しさ、変化を背景に二人の愛を描いていきますが、
人生の無常、儚さが感じられて切なかったです。
ラストの和人の清々しい表情が印象的です。
限られた時を茉莉と懸命に生きた証だと思います。
茉莉の命は和人に受け継がれたと感じました。
命って、こういう風に受け継がれていくんだなと感じました。
では、また感動作で。
-以上-