「本物には敵わない」リスペクト たま21さんの映画レビュー(感想・評価)
本物には敵わない
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前提 今年の春頃上映の『アメイジング・グレイス』に大感激。
主演のジェニファー・ハドソンは流石。歌唱シーンも含め、凄いの一言。
アレサ・フランクリンの闇の部分も丁寧に描かれ、とても楽しく鑑賞。
ただ、本作のクライマックスシーン。前述した『アメイジング・グレイス』の再現シーンを一番楽しみにしていた身としては、はっきり言って肩透かし。
『アメイジング・グレイス』で一番興奮したのは文字通り“熱”
まだ空調も完全でない、教会内のレコーディングは演者も観客も額に汗を光らせて盛り上がっていたのが最も印象的だった。
本作も歌いだしでは額に汗が滲みだし、これは来るのか?!と期待したけど、カットが替わるときれいに拭われスッキリした顔にもの凄くがっかり。
また本作で最も昂揚したシーンが、個人的にはエンドロール。
高齢だけど、遥かにエモーショナルなアレサ・フランクリンにうっとり。
『アメイジング・グレイス』未見であれば,もっとのれたかも。
やはり本人の凄さには敵わない。
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