劇場公開日 2021年11月5日

  • 予告編を見る

「通奏低音のように」リスペクト ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0通奏低音のように

2021年11月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

通奏低音のように、人種差別と男性による女性への暴力・搾取が常に付いて回ったアレサの人生。
それでもそこから立ち上がり闘う姿を、ジェニファー・ハドソンの力強い唄が実に説得力に満ちた形で見せてくれる。
特に、アリゾナへ行ってからの地元ミュージシャン達とのケミストリーと、それと裏腹の夫テッドの態度(行動?)はまさにそうした彼女の人生を鮮やかに描き出している。
「『ブルース・ブラザース』に出て来たあのおばちゃん」は、あそこに出てくるだけのこうした背景があるのだ、とあらためて思わせられた。
そして…マーティン・ルーサー・キングと、デビュー前からあれほどの交流があったのだとは知らなかった。
かえすがえすもスゴい人だ…

ぱんちょ