「圧倒された」リスペクト コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒された
すさまじい、すごい、と驚くばかり。
全編にわたって流れる歌に圧倒されました。
『ボヘミアン・ラプソディ』以降にミュージシャン映画がどっと増えてきましたが、これはかなりの良作。
「黒人女性」が抑圧と支配人権から脱し、自立を求める戦いの記録としても一級品でした。
モータウンの隆盛、ビートルズカバーなど、時代ごとのネタもちゃんと入れて、誠実な作り。
コロムビア時代のポピュラー音楽と、ヒットした曲の作り方の違いが面白い。
ジェニファー・ハドソンの抜群の歌唱力と演技力があってこそ成立していたと思います。
『アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン』と併せて観ると、より感慨深いものがあります。
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