笑いのカイブツのレビュー・感想・評価
全130件中、21~40件目を表示
苦役列車以来のダメ人間
2024年映画館鑑賞7作品目
2月12日(月)フォーラム山形
月曜会員割引1100円
監督と脚本は『サディスティック・ミカ・バンド』の滝本憲吾
デジタル大喜利5年葉書投稿3年構成作家1年
笑いを愛し笑いに愛された?作家見習いツチヤタカユキの挫折
実話を元にしている
ツチヤタカユキは典型的なコミュ障
壁やテーブルに頭を何度もぶつける悪癖
普段は無口だがたまに喋ったと思ったら大抵ブチキレる
挨拶もろくにできない
キモい
不細工
トイレを綺麗に使えない
ヨダレや鼻水を垂らしたりもする
バイト中だというのに仕事そっちのけで笑いのことばかり
でも笑いの才能だけはあるようだ
模範的な主人公ではない
とても不快だがだからどうした
岡山天音の熱演を賞賛したい
大喜利のネタ全然おもんない
菅田将暉はよ出さんかい
もう終わりかい
また出るんかい
菅田も松本も大阪人
片岡礼子は愛媛出身で言葉は関西圏
岡山天音は東京出身だが特に違和感はなかった
ベーコンズのライブでの漫才が面白かった
刑事が犯人を崖っぷちで説得するネタ
令和ロマンというお笑いコンビが指導した賜物
まああそこは『フラガール』ならみんなでフラダンスを踊る場面だし『スウィングガールズ』なら会場にてみんなでジャズを演奏するシーン
とても大事
あそこがダメだと映画全体が台無しになりかねない
ちなみにベーコンズのモデルはオードリーらしい
若林があんなに熱っぽく涙を流すとは思えない
まるであれじゃ『ビルマの竪琴』の「水島いっしょに日本へ帰ろう」みたいじゃん
配役
人間関係不得意の構成作家見習いのツチヤタカユキに岡山天音
ツチヤタカユキのおかんに片岡礼子
ツチヤタカユキの女友達のミカコに松本穂香
ツチヤタカユキの友人で前科持ちのピンクに菅田将暉
オードリーのラジオ番組の構成作家の氏家に前原滉
お笑いコンビ「ベーコンズ」のボケを担当している水木に板橋駿谷
お笑い芸人のトカゲに淡梨
ツチヤタカユキを快く思わない大阪の劇場の先輩作家見習いの山本に前田旺志郎
ベーコンズのラジオ番組ディレクターの佐藤に管勇毅
ベーコンズのラジオ番組プロデューサーの松角洋平
ベーコンズのラジオ番組のADの森本に小野寺ずる
ベーコンズのマネージャーの草野に樫本琳花
おかんの男に宛先プレーンたかまん
大阪の劇場の支配人の岡部にお〜い!久馬
大阪の劇場の構成作家の安富に瀧見信行
大阪の劇場の作家見習いの丹羽に西本銀二郎
大阪の劇場の作家見習いの長友に赤木裕
大阪の劇場の作家見習いの岸におひな
ツチヤタカユキがバイトをしていたコンビニの店長に吉岡友見
ピンクがバイトをしている居酒屋「車屋」の店長に佐藤五郎
デジタル大喜利出演者に藤井隆
デジタル大喜利出演者に木村祐一
デジタル大喜利出演者に柳ゆり菜
お笑いコンビ「ベーコンズ」のツッコミを担当している西寺に仲野太賀
岡山天音くんの演技がさすがで最後まで緊張感を保ちながら、作品を見終...
岡山天音くんの演技がさすがで最後まで緊張感を保ちながら、作品を見終えた。そして、菅田将暉さんもやはり相当凄い。お話としては、もうすこし最後抜ける感じがあったら、個人的には分かりやすくて好きだった印象で、ずっと重かったなーという印象。
ストーリーが中途半端
原作小説を元に笑いに憑りつかれた男を描いたヒューマンドラマ。主人公を演じた岡山天音は今まで見たことも無いような演技力で一癖も二癖もある奇人を見事に演じているがストーリーが中途半端な印象。主人公の気持ちが観客には伝わらず全く共感出来なかった。
2024-25
笑いに取り憑かれたカイブツ君。
いやどれだけ才能があってもあれでは社会不適合とみなされてもしゃあなしでしょう。自分で自分を潰しちゃってる。
大喜利番組の投稿で一躍名を馳せたハガキ職人がお笑いの世界に作家として飛び込むものの、カイブツどころか大怪獣大暴れでもうしっちゃかめっちゃか。他人の感情も分からなければ自分の感情もコントロールできない。いやいや。周りもおかんも大変過ぎる。
私も終始イライラ止まらず。岡山天音を嫌いになりかけた。それだけハマッてた。仲野太賀は漫才めっちゃうまい。そんでもってピンク!やっぱ菅田将暉にはもっとこういう役をやってほしい。最近どうしたんやろ?って思ってたけどなんか安心したわ。居酒屋のシーンめっちゃ良かった。
原作は面白いのかな?
原作をあえて読まずに観ました。
主人公に全く共感できないし、ただのわがままなだけにしか見えなくて入り込めませんでした。
話せば済むことを物にあたったり、人のせいにしたりする割には自分の考えは話さない。
この人が実際に作家になったり、お笑いとして実績を残した人なら「あの当時はこれだけど、今はこうなのか」と物語として面白いのかなって思ったんですが…最終的にスタート地点と同じ。
映画の編集もただただシーンが長いだけ引き伸ばされてるだけで、母がどういう人かもわからないのに感動もできない。
途中に入る謎の大喜利?もかなりくだらなかった。共感性羞恥を感じる辛い瞬間が間に挟まってくる。
私が好きな仲野太賀、菅田将暉という名の知れた人が出てるから観ましたが勿体無いキャスティングだと思いました。
サブカルが好きな人が作った身内にウケる映画という感じで、最初から最後のシーンまで楽しもうと全力で見ましたが、全く面白くなかった。
甘えん坊ではあるが
なんとなく名前が引っ掛かるなぁ、なんて思っていたが「ケータイ大喜利」の人ね!ってピンときました。
世間と隔絶しながら(なぜかバイトの面接には合格しているのだが笑)ギリギリで生きている、"意味"を見出そうと藻掻いている男の物語。興味に全振りした結果だからさもありなんなのだが、長く飲食サービス(バーテンダー)を生業としていた身として冷笑する事はできなかった。「才能があるから輝ける」とは限らない。なにも特殊な業界だけの事ではないと思う。それでも周りの人達は言う、「先ずは続けろ」と。好きであればあるほどにソレが難しい事は言っている人達もわかっている。けども言う。そういやいつしか私も後進の者にそう言ってたっけ。好きな事(興味のある事)で"生きのこる"事の難しさ。これから行く人にもここまで来た人にも観て欲しい人間讃歌です。
「おもんなっ!」
こんなやつ身近におったらかなわんけど、ツチヤタカユキいう人には、おかんだけでのうて、ええ理解者がおってんな。
岡山天音と仲野太賀はもちろん良かったけど、何よりも関西出身の菅田将暉と松本穂香が水を得た魚のように、ワルやけどええやつと頭弱いけど天使のような女の子を、見事に演じてた。
3人の居酒屋のシーンだけでも観る価値あり。
菅田将暉が演じたピンクが主人公でスピンオフ作ってほしいと思うほど魅力的。
Q「 」 A「絶望」。
Qは、人間関係不得意、か。
修学旅行にも卒業式にも、成人式にも行ってないやつは、修学旅行や卒業式や成人式あるある書けやんやろ。
って思ってしまう。
今の時代、自分が幸せでないと他人を笑わせる(喜ばせる)ことはできないのかな。
理解できず残念
笑いのセンスのあるが周りとの協調性がなくその苛立ちの中酒をくらい狂気を帯びて発狂し出す そんな話で終わった そこから何にも感じる事ができませんでした。
カイブツというからには誰もが見上げるような存在感がある笑いの神様的な主人公が颯爽と天下をとるような話かと思ったが、ただの喚き叫ぶ若者の事をカイブツと言ってるの?
多分私がついていけてないのでしょうね。
脇を固める役者さんたちは良い演技をして存在感はありました。
人生をお笑いにかけた男の話。
不器用で、お世辞も言えず、コミュニケーションも下手。
ただ お笑いにかける情熱では負けない。
お笑いの世界で成功するのは1000人に一人だろうか。
900人の敗退者、50人位のまあ喰えるレベル。
頂点は1/1000以上に厳しいのだと思うが、それを目指す者たち。
世襲で伝統芸と言って 古典落語で 誤魔化す落語家とは雲泥の違いだ。
岡山天音がツチヤタカユキそのものだった
いい歳をしてリトルトゥースなので、「笑いのカイブツ」が映画化されるのをとても楽しみにしていた。原作は大分前に読んだままなので、細かなところは覚えていなかったが、ポスターの岡山天音を見ただけで「ああ、ツチヤタカユキだ」と思った。それくらい見た目も寄せられていたが、実際に映画を観ても、彼の求道者の様な浸り込み方や不器用さが、原作やオードリーのオールナイトニッポンで若林が喋っていたトークのイメージとピッタリきた。
…きたんだけど、その分、なんか純粋に映画として楽しめなくなってしまったところもある。仲野太賀が若林と重なって見えてくるし、相方の板橋は春日に、作家はサトミツにと、勝手に脳内変換してしまう自分がいて、これは100%自分のせいなのだが、原作やいろんなエピソードを全く知らない状態で観たかった映画だったなと思ってしまった。
笑いってなんなのだろう。嫉妬ってどういう時にどう相手に対して生まれるのだろう。生きづらさは少しでも解消できるのか…等々、いろんなことがよぎってくるが、「ああ、そっか前田旺志郎って演者だったんじゃん」とか、「あれ?ホストクラブの用心棒、ギャロップの毛利か?」とか、更に余計なことを考えてしまう自分にトホホだった。
だが、菅田将暉や松本穂香が演じた人物たちは、原作には登場して来なかった(はず)分、そのままストレートに響いてきた。特に菅田将暉は前評判も聞いていたのだが、居酒屋のシーンの彼の表情だけでじわっと込み上げてきた。このシーンの岡山天音も松本穂香ももちろんすごいが、特に菅田将暉にやられるのは、それまで彼(ピンク)が抱えてきたであろう様々な人生の紆余曲折が、観ている方に一瞬にして伝わってくるからだ。すげー役者だと改めて思わされた。
圧巻の岡山天音の演技に感服!
実に痛々しく観ていて苦しくなる主人公のツチヤタカユキ。
笑いに対して純粋且つ真摯に向かい合っている一方、
笑いに真っ直ぐすぎるがゆえに、人とのコミュニケーション力が完全に欠落しています。
それで苦しみ抜き、死をも考えるようになりながらも、
最後にはまた笑いに向かいあうという、結局は好きで好きでたまらないんですよね。笑いが。
そのブレのなさに凄みを感じました。
この凄さは、岡山天音の圧巻の演技がもたらしている豊潤さと言いましょうか、
それに加えて、仲野太賀と菅田将暉による脇の固め方が本当に素晴らしいですし、
であるがゆえに、主人公が際立つような、そんな映画になっていて
スクリーンに引き込まれるように没入できました。
フェイバリットか?と問われると好きな作品にはなりそうもありませんが、
映画としては素晴らしい出来だと思いました。
執着、依存、恐怖。
ずーーーーーっと怖かった。ずーっと怖かったです。すごかった。
笑いのカイブツというよりは「笑い」に取り憑かれた男って印象。
一つの事しか見えなくて、一つの事だけ突き詰めて、突き詰めて突き詰めて突き詰めて突き詰めて突き詰めて突き詰めて突き詰めてーーー。
一途というよりは執着、執着、依存。恐怖すら感じるほどの。
原作情報を全く入れずに拝見したんですが、オードリーっぽい〜と思ってたらオードリーがモデルだったので笑いました。よくドラマ化されるコンビだなあ。
菅田将暉がめためたにかっこよかったです。(クソ治安菅田将暉が好きな人は見てくれ)
でももうずっと主役ばっかり見てた。凄かったです。素晴らしかったです…。
自殺を仄めかすシーンがあるため-0.5。
人間界のカイブツ
切ない。
カイブツ、人間界では生きづらいね。
「人生,近くで見ると悲劇だけど、遠くから見ると喜劇だよ」
ため息の出る言葉。
帰りの車で泣きそうになった。
若い人,みんなに見て欲しい。
ラストシーンでちょっと救われた。
オードリーの若林さんが、芸人さん達に「尊敬する」って言われてる理由が やっとわかった。
カッコ良すぎて、これから笑えないかも。
生き辛さ
仕事でこういう若者に接したことあります。私たちが考える「普通」の付き合いが出来ないんですよね。生きづらいんだろうなぁ、大変な世界で生きているんだろうなぁ、と思って手を差し伸べましたが理解し合えることはありませんでした。
本人は大変なんでしょうが、周りにいる人たちも大変なんだよなぁ、と思いながら鑑賞。
実際のご本人が現在大阪で活躍されているそうなので、それが救いですね。
自分的には、菅田将暉の演技が見たくて行ったのでした。彼の演技は良いですよねぇ。その点は満足。ストーリー的には、いろいろ考えさせられ、ほろりともしましたが、今の自分には・・・この映画は必要ないかも・・・と思ってしまった。
でも、刺さる人には刺さる映画だろうなぁ。
泣いた赤鬼という昔話みたいな
面白いことして人を笑わせたいのか自分が面白いんだと知らしめたいのか
どちらも面白いことに変わりはないのだが後者のほうが我が強く感じられる
この物語の主人公、天音さんが演じたツチヤは後者なんだろうと思うが
前者の心を持つ瞬間とても素敵な表情をするからたまらなく愛おしいかった
人それぞれ、それなりの折り合いをつけて日々を過ごしていると思うが
ツチヤには折り合いがどうしてもつかない部分があって
菅田さんが演じたピンクも言っていたが羨ましい部分でもあり、地獄だと
北の国からの「まだ子供が食べてる途中でしょうが!!」よろしく
あの居酒屋のシーンは
この映画の中で唯一救いだったよう思えて泣けた
太賀さんが演じた西寺が青鬼で
ツチヤが赤鬼だった
昔話では青鬼が一役買って赤鬼は人間と仲良くなるが青鬼は人里を去ったが
この映画では赤鬼がお笑いの里から去ってしまった
何をどうすればよかったのかわからないが
人の中のグチャグチャなものが溢れ出して
彷徨う様は凄まじいものが画となって現れていた
岡山天音さんのベストアクト♪
《笑いのカイブツ》
"人間関係不得意"なのは誰もがそうなのでは。。その上で不得意を"攻略"しようとするかどうか。。"不得意"と切り捨てられたらどんなに自由なんだろうとは地獄を見ていない"こちら側"だから言える事。。ツチヤがとんがればトンガルほど、反作用で観ている"自分"が浮き上がってくる。。
ただ、、レジェンドになるまでの大喜利やお笑いネタのシーンがぜんぜん面白くないのは何なんでしょうか。。ユニバとか行ったら今までにない新しい視点のネタが生まれるかもな、とか思わなかったのが不思議でした。
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