「圧巻の岡山天音の演技に感服!」笑いのカイブツ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
圧巻の岡山天音の演技に感服!
実に痛々しく観ていて苦しくなる主人公のツチヤタカユキ。
笑いに対して純粋且つ真摯に向かい合っている一方、
笑いに真っ直ぐすぎるがゆえに、人とのコミュニケーション力が完全に欠落しています。
それで苦しみ抜き、死をも考えるようになりながらも、
最後にはまた笑いに向かいあうという、結局は好きで好きでたまらないんですよね。笑いが。
そのブレのなさに凄みを感じました。
この凄さは、岡山天音の圧巻の演技がもたらしている豊潤さと言いましょうか、
それに加えて、仲野太賀と菅田将暉による脇の固め方が本当に素晴らしいですし、
であるがゆえに、主人公が際立つような、そんな映画になっていて
スクリーンに引き込まれるように没入できました。
フェイバリットか?と問われると好きな作品にはなりそうもありませんが、
映画としては素晴らしい出来だと思いました。
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