1941 モスクワ攻防戦80年目の真実のレビュー・感想・評価
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何が起きてるのか…。戦争だ。
1941年、モスクワへと進行しようとするナチスを止めるべく、兵力不足の中集められた若き士官候補生たちの闘いの物語。
今年も数多く公開されている戦争映画だが、近年では珍しく、迫力ある戦闘シーンが多く描かれつつ、ロマンスや戦場での絆、悲惨さもバランスよく描かれている作品。
序盤は、主人公ラブロフと友人のディミトリ、ヒロインのマーシャを中心に物語の基盤が作られていく。戦争さえなければ通常の青春を送っていたであろう3人の描写が、哀しくも爽やかだ。
それだけでなく、家族を残し戦場に赴く父親、息子を戦場に送り出す母親…形は様々だが、愛する者達との今生の別れとなり得るシーンはどれも身に刺さる。
中盤以降は、人間ドラマと戦闘を少しずつ交互に見せながら物語は進んで行く。
砲弾で散りゆく者、銃弾に倒れる者、近接戦で刺され撲殺される者、或いは紅蓮の炎に焼かれる者…儚く散りゆく命達よ…。。どれも悲しかった。
上官達の悩める会議も見所。圧倒的兵力を向こうに回し、若き兵を前線に送らなければいけない決断。お母さんの気持ちも痛いほどわかるし何も間違っちゃいないけど、誰が大佐を責められようか…。
前述の通り、戦闘シーンはかなりの迫力‼
敵戦車砲身と目が合う度、背筋に冷気が走る。現場では当然こんなもんじゃないんだろうな。
それでいて、命がけのパイナップルやパンチからの「野蛮だと…」はちょっと笑ってしまった。
ロマンス面もグッド。ロシアン美女の美しさは約束されたようなもんだから改めて触れませんが、3人の関係がねぇ~。マーシャと幼馴染のハグを目撃してしまった後の男同士の熱い抱擁、染みたなぁ。そして別れの時、最後の質問にマーシャ…よく答えたッ‼ここはガチでジ~ンと来ちゃいましたね。
あとは、個人的にマーシャより推しの彼女(すみません名前忘れちゃった。。)のシーン。やりきれねぇ…。兵士だけではなく、彼女達には彼女達の厳しい闘いがあったんですよね。
んで、ベストシーンはやっぱり最後の一撃。こういった兵士達の尊い犠牲のもと、モスクワは守られたんですよね。ソ連って聞くと正直良いイメージは無いけど、個人一人ひとりを見れば大切な人、国を想う気持ちは誰も一緒ですからね。
そしてちょっと驚いたのは、この時既にミサイルってものが存在していたんですね。勿論近代のような性能ではないけど、抜群の効果を挙げていて印象的だった。
強いて言えば、登場人物が多すぎてちょっと誰が誰だか見失いがちだった所や、戦闘でもうひとつココだ‼っていうシーンがあればなぁと思ったかな。
とは言え、昨今の戦争映画の中でも、哀しみや興奮等々の全ての感情を揺さぶられたし、面白さが安定しないイメージのロシア映画だが、これは本当に面白かった。
毎度同じ締めになりますが、またきな臭くなってきたここ最近、どうか同じ過ちを繰り返さぬように。
王道でありながらも…
1941年、
ソビエトの将校が駆り出された、
ドイツ軍との攻防を描いた戦争映画
武器、戦い方の描き形が少し新鮮、
ロシア映画独特の癖も少なく観やすい映画。
青春が戦争に壊され、
死んでいく将校たち、よくあるパターンだけど、
やはり胸に突き刺さる。
明日より、
友や国を選ぶ将校や軍人は、
今だと馬鹿にされそうな世界。
国は違えど、
その熱い生き様は、
グッとくる。
火薬の量が多くて、
見応えも凄くある。
劇場で観れて良かった。
久しぶりに戦争映画を見たくなったので
ロシアvsナチスドイツ。
ドイツ軍の急襲により戦力整える時間稼ぎのためロシア軍士官学校の候補生が学徒出陣するものの、ドイツ軍が強大で若い命が散っていく、というお話。
あのあたりの歴史も地理も、ミリタリー知識ゼロなので、正直戦車が大砲がというのはよくわからないけれど迫力はあって良いです。
ドイツ軍が得体の知れない強大な敵という感じで、とても戦争でした。
ロシア映画なのにほぼロシア敗戦という内容ではプロパガンダにはならないよなぁ。
戦争映画欲は満たされました。
勝ち取った平和を誰が否定する
モスクワの戦い
第二次世界大戦中の1941年10月2日から1942年1月7日にかけて
ソビエト連邦の首都で最大の都市であったモスクワ近郊で行われた戦闘
ドイツ軍にとってバルバロッサ作戦で最も重要な軍事的目標の一つ
ソ連軍はこの電撃作戦に対し新たに徴兵した予備兵力らで防御戦を展開
決死の戦闘で押し返しドイツ軍は大幅に後退させたが
ソ連軍はこの4ヶ月で100万人もの多大な犠牲を伴った
この映画はロシアに今でも語り継がれる戦いを
戦闘未経験ながら前線に駆り出され散っていった
ポドリスク兵学校士官候補生3500人たちを
映画化したもの
感想としては
珍しいソ連視点からの激戦は斬新で
カチューシャなど有名な兵器を使うシーンも
存分にあり戦争の理不尽さ悲惨さを
伝えながら英雄となった赤軍の兵士を
称える作品に仕上がっていたと思います
日本では二百三高地にあたるでしょうか
赤軍は男は戦場女は後方みたいなものはなく
全員平等に戦いますから戦場でラブロマンス
的なものもお構いなしに出てきます
まあ好きになった女性と親友の三角関係
って感じですが
ヒロインも戦場で走り回るってのは
なかなか無いんじゃないでしょうか
愛国心だなんだと言うだけで
軍国主義だなんだと叩かれる昨今
ただ単に自分たちの暮らしや故郷を
脅かすものを退けるために立ち上がる
当たり前じゃないでしょうか
世界大戦がもたらした人類の叡智というならば
こんな人が死ぬ行為はやめようと幅広く
理解されるきっかけとなった事じゃないでしょうか
まだ火種はありますが武器を管理してる側は
きわめて慎重です
戦争を願ってる連中は戦争反対派に多いと
いつも思います
戦争プラス
メロドラマですね。
ある種ど定番の型ではありますし、それ相応の面白さはあるのではないでしょうか。
序盤〜中盤にかけては戦争の無情さを軸に、人間ドラマとして見応えあり、うるっときたりしました。
また、戦友(級友)たちが容赦なく戦死していくことで戦争の非常さも追体験できましたよ。
一方で終盤になると、甘ったるいお涙頂戴演出とゆった〜りとしたテンポに正直なところ辟易してしまいました。
あと予算なのか技術なのか、特撮の安っぽさもジャンル的に明らかなマイナスポイントです。
あまりにも終わり方が酷いので、中盤までの美点も遡って茶番に感じ、そもそもこの企画自体が勝ち目のない「負け戦」だったのではないでしょうか。
迫力の戦闘シーンと多種多様な人間模様に感動
お人形さんみたいな顔の看護兵のヒロインは、当然よく分かるのだが、正直他の男性陣は、お顔の判別がオイラには少々分かりにくく、ちょいと困惑した。
しかし、それ以外は、2時間20分の長尺ながら終始面白く鑑賞できた。
戦闘シーンや、爆撃シーンは、かなりの迫力。
ボルテージあがります。まあ、少し欲を言えばそれらのシーンがもう少し長ければ、より良かったと思う。最近は、そういうハリウッド製の作品でそんなシーンを大量に見せられているからだろうな。
ロシア側から見るナチスドイツとの戦いを描くロシア製映画だが、先の「T34」も良かったし、これから先も楽しみが増えてけば嬉しいわな。
そしてラスト近くで次々に倒れていく人達。
お人形の看護兵は生かして欲しかったな。
史実戦争映画で初めて泣きました!
評価的には4.2位ですが、底上げのため満点。最初はロシア語、ドイツ語、軍服の差異と登場人物の関係性が分からず苦労しましたが、其々の人間ドラマが上手く描かれて本当に嗚咽が止まりませんでした。もっと配給してあげれば良いのに〜⁉
ソ連側からみたナチスとの戦い
第2次世界大戦下の1941年10月、ソ連に侵攻したドイツ軍は、モスクワを目指して進軍していた。首都が陥落すれば、ソ連の敗北につながるため、モスクワを死守する必要があり、ソ連軍は訓練中の学生兵を戦場に送り出した。ポドリスク兵学校士官候補生のラヴロフやディミトリ、看護師のマーシャら3500人の若者たちが最前線に送られた。モスクワは守れたのか、という話。
本物の戦車などを使いその当時の村、道、川、橋などを作って撮影したらしく迫力満点だった。
ソ連側からみたナチスドイツとの戦いのためドイツ兵の顔はほとんどわからず、気の毒な面も感じた。
一方、ソ連兵は家族や恋人などを描いていて、戦場で恋愛とかもあり感情移入出来たし良かった。
特にマーシャ役のリュポフ・コンスタンティノワが美しくて可愛かった。
DROOG
1941年10月、ナチスドイツのモスクワ侵攻を足止めするべく出兵させられた3500人の士官候補生と指揮官の話。
超有能だけど調子にのっちゃうラヴロフと生真面目な友人ディミトリ、そして看護師のマーシャちゃんの恋愛話に始まり、あー、この3人が軸なのねと思ったけれど、蓋を開けてみたらその他の人物達にもなかなかに焦点が当てられていて、激しく厳しい戦時下での人間ドラマもなかなかみせてくれる。
ロシア映画なのでひたすらソ連視点で描かれていて、ちょっと格好つけ過ぎな感じも否めないけれど、とても熱くて面白かった。
ロシア美女に弱い人限定名画
また今年も独ソ戦です。今度は大っぴらにメロドラマ付きです。モスクワ防衛戦車戦のドラマが売れたからだと思います。戦争映画に女子供を使って泣かしに来るのは反則だと思うんですよね。何か、あざとくないですか?ったく。
などとなどと。
文句付けようとしたらですよ。
ん?んんん?げっげげーーーー!
か、か、かわいいいいいいい!
リュボフ・コンスタンティノワが天使。
これ見逃したら、一生の後悔もんです。
いや、ロシア美女に弱い人に言ってますけどw
T-34ほどエンタメに振ってるわけではありません。
悲惨です。反戦です。メロドラマ要素も悲劇です。最後は、ひめゆり。
あざといですけど、この、ひめゆり演出は効きます。ものすごく。
ちなみに、この防衛線に動員されたのは、18歳と19歳の少年たちでした。
映画じゃ、老けて見えてますけどね。
良かった。
マーシャだけで、☆3個分くらいの破壊力があった。
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ポドリスク陸軍士官学校の士官候補生、3,500人が防衛戦で命を失った史実を元にしており、戦況やドイツ軍が赤軍の旗を掲げながら移動したトリックなどは史実に基づいたものです。
◆この映画に至るまでのドイツ-ソ連戦の背景
1941年8月、ドイツはスモレンスクを陥落させますが、内部では対立が生じていました。モスクワへの直進を主張する第二装甲軍集団司令官のハインツ・グーデリアンと、現地赤軍の殲滅を主張する第三装甲集団のヘルマン・ホト。
元々、これほどまでにソ連戦で苦戦するとは考えていなかったヒトラー。スモレンスク包囲戦でも、激しい消耗を強いられた事から、ヒトラーはソ連に経済的損失を負わせることで、その力を削ごうとします。
ヒトラーの指示は、モスクワでも赤軍殲滅でもなく、北のレニングラードと南のウクライナの奪取。必然的にソ連側もこれへの応戦体制を取ることになります。この映画の題材となった1941年夏時点では、ブリャンスクから東方へ向かうモスクワまでの道に配置されたソ連兵力は、ほぼゼロ。しかしながら、ソ連は予備兵力を西部やシベリアから徴兵し増援。ドイツ軍を苦しめたのは、正規軍としてスカウティングしていた兵力数外の、この予備兵力でした。
ヒトラーがモスクワへの進軍を指示したのは8月末ですが、その間、南方での戦いにより、航空兵力は致命的な打撃を被っており、兵力も疲弊していました。ドイツ軍の進軍による戦闘開始は9月30日。10月3日にブリャンスクを陥落させ、ヴォルガを超え、10月13日からは、モジャイスク近郊での白兵戦となります。
映画は、ブリャンスク戦線からモジャイスクの戦いを題材にしていると思われます。このモジャイスクの戦いでは、ポドリスクの士官候補生2,000人と、砲兵士官候補生1,500人。更には、様々な大学のコムソモール(共産党の青年組織)が動員されたとの記録が残っています。
戦争映画が好きな方にはオススメします
1941年10月ソ連モスクワを目指し侵攻したドイツナチス軍を迎え撃つ若き訓練中の学生兵や士官候補生の姿を感動的に描いた力作です。
ロシア映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のような戦争エンタメ要素は少ないですが看護師との淡い恋や戦場での兵士たちの友情やら若い世代の尊い犠牲を中心に描いているため後半は相当過酷な状況になります。
当時破竹の進軍を続け勢いのあったナチス軍の猛攻をソ連が相当な犠牲を払い食い止めた事がその後の戦況の流れを変えたことは歴史上の事実でした。
空撮も多用しての撮影はかなり大掛かりのセット撮影を行ったようでスケール感はありました。
戦争映画が好きな方にはお勧めします。
モスクワ攻防戦ってこんな戦いだったんですね。
史実通りなのでネタバレも何も無いのですが。
一つ良かった事はリアルな戦争映画なのに死体?が爆散するとかの描画が少ないのは良かったです。あまりリアルな死の表現は見ていて辛くなりますから…
その代わり間接的な死の表現は多目なので脳内で想像して下さいと言う事なのでしょう。
これはこれでありです。
あまり歴史には詳しくないですが、ドイツの進撃の速さが予想外だったので準備が間に合わず相当悲惨な戦いだったと聞いています。
それを物語るようにモスクワ郊外の街道沿いに戦場の跡を示すでっかい鉄のバッテンと言うか進撃を妨害する柵がありました。当時の物かモニュメント用に作ったのかは知りませんが。
砲兵の士官学校の生徒まで駆り出され多数の死者を出しながら野戦砲で戦う様は凄まじいですね。対人では無いので徹甲弾を水平掃射、戦車相手じゃ外したら死にますわ。トーチカも作りかけ、よく耐えたものだ。
一番最後のシーンで戦闘を終えて帰還する所の映像はある意味最高でした。
空な目をして行進するゾンビみたいで…
短期間でそれだけの死闘が繰り広げられていた訳です。
戦車が好きな人なら史実通り38tとか2号、3号戦車、3号突撃戦車や装甲ハーフトラックとか出て来るしソ連もT34とか出てきます。
活躍するのは主に38tだったりするのでファンの方は必見かと。スツーカとか飛行機も大活躍でしたね。
オマケ的に恋愛物要素もありますが、恋の行方は見てからのお楽しみという事で。
皆死亡フラグ立て過ぎ…いや立てなくても戦闘への参加自体死亡フラグか…
あの頃の戦争は目視戦争で、のんびりしているが血生臭い。
恋、友情、戦争には、
約束を反故が繰り返されると言うことが終始何度も展開された。
映画では、ドイツ軍がソ連を侵略して来ているが、
かって、ソ連はドイツ軍との戦いを経験して、その経験をもとに日本に侵略して来た。
僕の父は満州、母は樺太育ち。
二人ともソ連軍が日ソ中立条約を反故して日本に侵略してきたために、ソ連の進軍から逃れて日本本土に帰国して来た経験者でソ連軍の怖さをよく聞かされた。
この映画を観て知ったのは、歴史は繰り返すのではなく経験を真似したくなる悪癖があることである。
悪い経験を見ない聞かない話さないことですね。
【1941年、圧倒的戦力差の中、モスクワに向かうナチスに立ち向かった若き士官候補生、看護師達の決死の姿を、友情、愛を絡めて描いた作品。彼らの”ロシア魂”を描いた、決して戦意高揚映画ではない作品。】
ー 1941年10月、ナチスドイツのモスクワ進行を食い止めるために、旧ソ連が敷いたイリンスコエ防衛ライン。
圧倒的劣勢の中、送り込まれた若き士官候補生、看護師3500人のうち、2500人が、尊き命を落とした激烈な戦闘を描いた作品。
序盤の、士官候補生ラブロフと看護師マーシャの恋。マーシャの幼馴染で、ラブロフとも友人のディミトリの士官学校で、楽し気な青春を送る姿と、後半の苛烈なシーンの対比が、”戦争は絶対に行ってはいけない”と言う、当たり前のことを再認識させてくれる作品でもある。ー
◆感想
・序盤は、やや凡庸である。
登場人物も多く、上記3人以外は掘り下げが浅い為、作品に深みが出て来ない。
だが、ラブロフと看護師マーシャ、ディミトリの関係はキチンと描かれている。
・物語が動き出すのは、彼らが、ナチスドイツとの闘いの最前線に駆り出される所から、一気に引き込まれる。
- 只、今作では只管ソ連軍目線で描かれる。
ナチスは、圧倒的武力を持つ悪役(実際に絶対悪なのであるが、)今作とほぼ同テーマを取り扱った傑作「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」では、ドイツ将校を気概ある男として描いていた。
あの映画を3度観たモノにとっては、どうしても比較してしまったのである。-
・イリンスコエ付近での、空爆や、戦車戦、塹壕戦などは、凄い迫力である。そして、次々に斃れていくソ連の未来を担うはずの若者達の姿。
- ロシアだから、火薬をバンバン使用したのではないか・・、と邪推してしまう程の迫力である。ー
□激戦の中、ディミトリが銃撃され、必死に手当てをする看護師マーシャとの幼い頃の思い出を語り合うシーン。
その横では、向かって来るドイツの戦車に対し、大砲で対抗するラブロフと、出征前に息子と別れを告げた中佐が、決死の一発を打ち込むシーン。
ここは、沁みたなあ・・。
<ロシア国防省が、当時の各種文書を開示し、イリンスコエの戦いを再現した、”ロシア魂”溢れる作品。
しかし、”独ソ戦”で、多大なる死者を出したのは、ソ連である。
現在、ロシアを統べる不老の男には、その事実をキチンと理解し、二度と戦争を起こさないで貰いたいモノである。
この作品が、ロシア国内で、”戦意高揚”映画にならない事を、願うばかりである。>
ヨーロッパの解放!
ガキの頃見た『ヨーロッパの解放』の方が、迫力あると思いました。
沢山のソ連兵が死にますが、当然、ドイツ兵も沢山死にます。ソ連兵は味方の残存兵に葬られます。しかし、ドイツ兵はどうだったのでしょうか。勿論、野ざらしだったのでしょうね。ナチだから、ざまーみろなんて私は思えません。枢軸国側の日本人なのですから。以前、アメリカ兵が沖縄の崖を登って、日本軍と戦うって映画見た事ありますが、日本兵がバサバサ殺されます。見た印象はあまり芳しくはありませんでした。私は特別な愛国者でもありませんし、日本で生まれただけで、純粋な日本人かどうかも分かりません。でも、やっぱり。
兎も角、単純に戦争は駄目だ。と言いたいですが、攻める戦いは、やはり、どんな形であれ、戦死すれば、残念ながら、無駄死になります。しかし、守る側の戦いは戦死しても意義が見いだせると思いました。ずっと、アジア等を攻めて来た日本軍が復活出来ない理由ではないでしょうか。今、中国の人民解放軍がそうなりつつあるのではと思いました。
閑話休題 歴史だから、しょうがないけど、もっと、エンターテインメントだったら良かったかなぁって思いました。ちょっと前のロシアの戦争映画の方が面白かったです。戦車がリアルでした。ただ、どちらも、セット感丸出しかなぁ。だから、ヨーロッパの解放の方が迫力あるのかなぁ。と思いました。
余計なメロドラマさえなければ…
第2次大戦時のソ連軍とナチスドイツの戦い「モスクワ攻防戦」を描いた作品との事だが、戦史に疎いために全く知らない状態で鑑賞。
ロシア製戦争映画というと、近年の『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のような派手なエンタメ路線を想像しがちだけど、本作ではソ連軍として出兵したのが訓練中の士官候補生の阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるという、戦争の悲惨さを推し出した作り。『プライベート・ライアン』のようにブラックユーモアに兵士が死んでいくという描写もなく、よりその重みが増している。撮影に使われた戦車なども博物館に保管されていた本物というあたり、さすが軍事大国。
ドラマを盛り上げるためか、戦地に赴く男女の三角関係も並行して描かれるが、これが実に邪魔くさい。これがなければ尺も20分ほど削れて、よりストーリーに集中できたのに…
ただ、戦闘シーンはハリウッド大作にも負けないぐらいの迫力だし、何よりもどうでもいい三角関係を繰り広げた連中に、“落とし前”を付けさせるかのようなクライマックスも嫌いじゃない。
返すがえすも、とにかく余計な恋愛描写さえなければもっと評価できた。
全36件中、21~36件目を表示