劇場公開日 2021年11月19日

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「モスクワ攻防戦ってこんな戦いだったんですね。」1941 モスクワ攻防戦80年目の真実 ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0モスクワ攻防戦ってこんな戦いだったんですね。

2021年11月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

史実通りなのでネタバレも何も無いのですが。
一つ良かった事はリアルな戦争映画なのに死体?が爆散するとかの描画が少ないのは良かったです。あまりリアルな死の表現は見ていて辛くなりますから…
その代わり間接的な死の表現は多目なので脳内で想像して下さいと言う事なのでしょう。
これはこれでありです。

あまり歴史には詳しくないですが、ドイツの進撃の速さが予想外だったので準備が間に合わず相当悲惨な戦いだったと聞いています。
それを物語るようにモスクワ郊外の街道沿いに戦場の跡を示すでっかい鉄のバッテンと言うか進撃を妨害する柵がありました。当時の物かモニュメント用に作ったのかは知りませんが。

砲兵の士官学校の生徒まで駆り出され多数の死者を出しながら野戦砲で戦う様は凄まじいですね。対人では無いので徹甲弾を水平掃射、戦車相手じゃ外したら死にますわ。トーチカも作りかけ、よく耐えたものだ。
一番最後のシーンで戦闘を終えて帰還する所の映像はある意味最高でした。
空な目をして行進するゾンビみたいで…
短期間でそれだけの死闘が繰り広げられていた訳です。

戦車が好きな人なら史実通り38tとか2号、3号戦車、3号突撃戦車や装甲ハーフトラックとか出て来るしソ連もT34とか出てきます。
活躍するのは主に38tだったりするのでファンの方は必見かと。スツーカとか飛行機も大活躍でしたね。

オマケ的に恋愛物要素もありますが、恋の行方は見てからのお楽しみという事で。
皆死亡フラグ立て過ぎ…いや立てなくても戦闘への参加自体死亡フラグか…

ひろちゃん千葉