「T-34レジェンド・オブ・ウォー+1917」1941 モスクワ攻防戦80年目の真実 zem_movie_reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
T-34レジェンド・オブ・ウォー+1917
観始めた時に既視感がありました。ロシアの戦争映画はT-34くらいしか観てないのですが、演出というか様式美というか、インド映画のそれに似た感じなんですかね?
さて、「80年目の真実」とありますが、これのどこに真実が?という疑問が頭を過りました。スターリンがラパッロ条約等で鍛えられた軍人を軒並み粛清したため、しなくてもいい苦戦をしてモスクワ手前までドイツに攻め込まれたのは周知のことだし、そのため、指揮官が不足し士官候補生を投入せざるを得なかったのは当然のことです。「80年目の真実」というなら、なぜ、そこまで攻め込まれたのか?この映画のようになぜ若者を投入せざるを得なかったのかを描くべきでしょうね。ロシアになってもスターリンは特別なんでしょうか。よくわかりません。
ただ、戦争映画としての出来はなかなかのものです。軽砲でドイツ戦車を撃ち抜く様、ドイツ戦車も38T、II号、III号投入となかなかにリアルでしたし、塹壕戦、銃撃戦にスツーカの急降下爆撃の迫力(ロシア戦線並にダンケルクでやってれば英陸軍はほぼ滅亡してたろうになあ・・・)は良かったです。音のいいところで観たいです。
コメントする