アルプス
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代役中毒。再現に取りつれた人を描いた映画だと、「クラッシュ」とかと並べたい。形式に癒やされるのは、理解できるけどなぁ。昔、村上春樹の短編で妻が死んだあとに同じ背丈の女性を雇おうとする男がいたがそれも思いだす。寓話的といえば分かるが、私の感覚としては、役割にそこまで中毒性を覚えることはなく、自分自身の実存を役割外に感じている。役割中毒→仕事中毒なら確かにいる。私はそうでもないが。なんであの新体操の娘にジジイがあんなに厳しくしているのかは、最後までよくわからない。
悲しい
心の隙間をお埋めする、故人サブスクビジネス。供給側の大暴走により、現実と虚構のバランスが大崩壊。モンテローザはいわゆる、向いてない人だったのだろう。非現実を自らぶち壊し、必死に覚えた台詞を連呼して元通りにしようとする姿は、餌を前にして取り乱す犬の様だった。観てきたものや聞いた事、今まで覚えた全部、台本だってわかってるのにノンフィクションにすがるその滑稽さ。アイドルのガチ恋は御法度なのだ。うち、そう言う店じゃないんで、の目が世界で1番怖い。
あらすじ読まず観てて、途中途中、ん?と思うことが結構あった。分かりずらくて、難解。終わってから調べて理解できた。終わり方が良かったというか、インパクトのある終わり方。最後のシーンが心に残った。ランティモス監督の奥方アリアン・ラベドの目力よ!
怖い
興奮
難しい
親切にも不親切にもセリフでの説明を排除した、登場人物の様子から物語を伺う、少しの混乱が話の筋も読めてきて、実態を掴めながら主人公の心理を理解する事はできない、擬似家族に依存しているようで図々しく危うい暴力の香りが漂いながら突如に振るわれる。前作『籠の中の乙女』から雰囲気は変わらず奇妙な世界観を爆走するヨルゴス・ランティモス、境界線が有耶無耶にレオス・カラックスの『ホーリー・モーターズ』に近いものを感じながら。。。JAIHOにて鑑賞
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