「この映画のジャンルって何?」キャンディマン サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画のジャンルって何?
予告は面白そうですし、洋画ホラーということでそこそこ期待して鑑賞。アメリカでは初登場1位だったし。
は?何これ?なんなのこれ?
何が面白いのか1ミリも分からない。
すごく苦痛な90分間でした。
鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利な鉤爪になった殺人鬼に首を斬られるという都市伝説が広がるシカゴの公営住宅で起きる、不可解な事件の連続。そこに浮上したのは「キャンディマン」だった。
オープニングはかなりいい感じ。
ロゴは全て鏡に映し出されたように逆になり、不気味な音楽で不安を煽る。今からなにか始まるんだという不穏な雰囲気。今思えば、この時が1番面白かった。
その後はもうC級映画レベルの内容。
ありがちな導入、ありがちな主人公。この時点でまずいなとは思いつつも、ホラー的要素はまだ無かったのでこれからに期待していた。最悪な時間の幕開けです笑
ホラー映画なのに、肝心な残虐シーンや驚かせるシーンを映さずに声だけの演出。来るぞ来るぞと最大限まで観客を引き込もうとするのに、一気に突き放して何がしたいの?と思った。ホラー映画じゃないなら何この映画は?
その後も、キャラクターに魅力はゼロだし面白さも皆無だし、滅多にしないけど苦痛で思わずあと何分で終わるかとスマホで確認してしまった。この後に見た最後の決闘裁判は150分を超える長尺なのに、本作の方が長く感じた。
何を楽しみにこの映画を見ればいいの?
ホラーの要素がカットされて、私は今から何を期待して見ればいいのかさっぱり。映画として成り立っておらず、理解不能な展開ばかりで後味も悪い。んー、どうしてこうなったんだろう。
ここまで酷い洋画は久々です笑
絶対もっと上手くできたのにな。