「地味な題材にしては 見応えがあった」シグナチャー 日本を世界の銘醸地に ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
地味な題材にしては 見応えがあった
まず、新人に対する仕事の仕方がおかしい。
もし本当にメルシャンが、こういう新人教育しかしていないのなら大問題。
雑草を刈るぐらいなら教育しなくても大丈夫だろうが、
入社したばかりの新人に 具体的な掃除方法を教えずに
タンクの掃除を丸投げするのは、品質を左右しかねない酷い手抜き。
製造は掃除に始まり、掃除に終わる。
映画製作者が、ただの修行的な意味合いとして捉えていたなら
製造への理解の無さを露見したと言える。
少し辛口になってしまったが、関係者のワインへの情熱は
よく描かれていて、地味な映画のはずが感動的ですらある。
ただ個人的な印象として、出演者に目つきが険しい人が多く、
陰影が強く出る照明がそれに輪をかけていたように感じて、少し怖かった。
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