劇場公開日 2023年11月23日

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「今回も悪ふざけを徹底していた」翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今回も悪ふざけを徹底していた

2023年12月1日
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鑑賞方法:映画館

壮大な悪ふざけ映画にまさかの続編が作られるとは思わなかった。しかもその悪ふざけに関西を巻き込むとは。関西でいじるとしたら滋賀と和歌山か。なるほど。たしかにいじられる存在だ。
滋賀と和歌山と埼玉をディスる(奈良や千葉も軽くディスっていたけど)だけの話ではなく、前作通り各地の解放戦線の話としてちゃんと成り立っているところが面白い。いや、荒唐無稽でメチャクチャなのはたしかなんだけど。
出演者が地味に豪華なのも笑える。あの夫婦の出演(特に奥様)が本作の肝のような気がする。あれ、本人としての出演になってたよな。そのへんの曖昧さも受け入れていかないとしんどくなる。
個人的には、大阪の人たちに囲まれているといつの間にかこちらも大阪弁を話すようになるという経験をしているので、あの言語機能のくだりは妙にうなずいてしまった。逆に東京に長く住もうとも関西弁が抜けない(抜かない?)人が多いってのもあるし。関西の言葉の強さったらない。その辺をいじってくるあたりもうまい。きちんとパワーアップした続編として楽しませてもらった。
それにしても行田にあんな物があったなんて。ちょっと見に行きたくなってしまった。そんな人がたくさん出てきそう。もしそうなったらなんという経済効果!いくらいじられようとも歓迎するはずだ。

kenshuchu