「埼玉と滋賀への愛があふれる。次は佐賀、そして全国へ!」翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて はんなり王子さんの映画レビュー(感想・評価)
埼玉と滋賀への愛があふれる。次は佐賀、そして全国へ!
学生まで埼玉在住。滋賀に3年勤務し、いま京都在住、大阪勤務の僕が見た感想です。
普段ディスられている埼玉と滋賀への愛にあふれた作品です。
埼玉も滋賀も、新住民が多く、郷土愛が少ない点では共通します。ただ、滋賀の場合は昔から琵琶湖の恵みと都の隣という立地から、暮らしも文化も豊かだったため、「人より見立ちたい」という願望は薄いように感じます。「琵琶湖の水を止める」という言葉も、元は大阪の芸人が滋賀をからかって言ったのでしょう。
滋賀の県民性は穏やか。ディスられても、受け流す余裕があります。この映画でも、一見ディスられているようで、実は滋賀のご当地PRに見えました(ちなみに、西川貴教さんは、滋賀では今や知事以上の有名人です)。あと、決めポーズの共通性には驚きました!
むしろ大阪の観客が気分を悪くしないか、心配になりました。京都在住という面から言えば、古くからの京都人は確かに、映画の通りです。さらに「いけず」と言ってほしかった。
日本埼玉化計画は、まだ関東と関西しか達成していないので、3部作になりそうですね。
滋賀の次は福岡に虐げられる(という設定の)佐賀を救いに行くのでしょう。「吉野ケ里より愛をこめて」「有田焼は割れません」。映画のエンディングを歌うはなわさんにも登場してもらいたい。有名人対決では、あの名曲にも登場した松雪泰子さんも。救国戦線はさらに全国へ〜そして日本中を埼玉にして大団円。期待しています。
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