「滋賀県民による感想」翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて がばちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
滋賀県民による感想
まず、前作&原作未見も、問題なく楽しめましたよ。
魔夜峰央先生の作品は、幼稚園の頃にアニメ『パタリロ』が大流行で、級友と毎日のようにクックロビン音頭を踊っていました。
今回実写映画ではあるものの、これはまさに魔夜峰央作品のノリとテンポだなと感じ、昔を思い出し嬉しくなりました。
関西全府県(三重を除く)が登場するけど、サブタイトルの示す通り、9割は滋賀県ネタ。そのどれもが、県民にとってはサブリミナルに過ぎていて、共感を通り越して痛快ですら有り。反面、県民以外が見て面白いのか、これ、と若干心配になったり。
でも、これだけ滋賀まみれなら、今日の昼に大津駅前で今作封切りを告げる号外(!)が配られたり、県内全域でコラボネタが氾濫し、お祭ムードになっているのも頷けます。
例えば、県内某映画館での上映スケジュールも、1日22回、そのうち朝6時台だけで8回とわけわからん事になってるし…。
京都、兵庫(は神戸と芦屋だけ)、奈良や和歌山も出て来るけど、ほんの少しだけ過ぎて申し訳なくて。もっとそれぞれのご当地ネタも見たかった。
反面、大阪に関してはありのまましか描かれてなくて、というかむしろ現実の方がパロディをはるかに超えているので、正直笑えなかったけれど。
結局、面白いかどうかでいうと、大変面白かった!元来邦画嫌いな私ですが、ここまで振り切られると兜を脱ぐしかないかな。
ただ、前述の通り滋賀県民以外が楽しめるかは、甚だ疑問な内容だったのも間違いなく。
でも逆に言えば、今作には滋賀県の、滋賀県民のアイデンティティがギュギュッと詰まりに詰まっていました。
鑑賞後には、是非いずれ滋賀にご来訪いただき、答え合わせをしていただけると、とても楽しい事と思います。
talismanさん
コメントありがとうございます。当方滋賀県民なのですが、生まれが違うため、仰る通りの感激と、他府県民目線の両方楽しめてラッキーでした!(^^)
yasutogaさん
今保存してたスクショで確認しましたが22回だったので、日にちの違いか、こちらが見たサイトが公式じゃなかったからかもしれません。さらに上があったのですねー。ますます凄い。御指摘ありがとうございました♪