「なんだかとってもドイツだった💙」僕の世界の中心は talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだかとってもドイツだった💙
思春期ものはあまり関心ないのですがなかなか見ることができないドイツ映画なので見ました。
典型的なドイツまたはオーストリア郊外がとてもよく表されていた。例えば風景、森、小鳥、家庭、きょうだい、友達、学校、お家、庭、自転車、高校生、夏や年末の過ごし方、若い人の世界放浪癖。自分の気持ちに正直であることが誠実さでそれを本当に大事にする。周りの人間とぶつかることもあるけど、とにかく話そう、耳を傾けようとする。高校生も決して子どもっぽくなく、大人達はからかったりせず高校生を一人前の人間として見て相談にのりアドバイスをする。でも偉そうにしない。
主役の高校生、フィル役の男の子がとっても良かった。美しいし真面目だし母親や双子の姉や友達のことを真摯に考えてる。
大人の女同士カップル、男の子に恋するフィル。いい年とか誰も言わずとにかく本人がそもそも人の目なんか気にしてなくて色んな男の人と付き合っては別れるを繰り返す母親グラス(双子のシングルマザー)。フィルの親友の女の子カットは派手色に髪染めたりカツラかぶってたりアイスクリーム大好物。登場人物みんながちょっと変わっていて悩みもあるけど生き生きしてる。生活して生きていく中で感情を爆発させたり泣いたり怒ったりするんだけど全てが自然だった。
音楽、演出、自然の光、小道具がとってもいい映画でした❗️
コメントする