告白のレビュー・感想・評価
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それぞれの正義の形
身代金を国民に要求する女児誘拐事件と、児童虐待事件の話。
広報活動で警察の看板となっている女警が、日課のジョギングの際に公園で袖口に血をつけて座り込む女性と遭遇し巻き起こっていく行くストーリー。
程なく、国民が1人1000ウォンを児童福祉局に振り込み合計1億ウォンになったら女児を釈放するという声明の誘拐事件が発生するけれど…。
誘拐事件がありました~な背景はあるけれど、そこに関しては余り深く見せずに、ストーリーとしては父親からの虐待が疑われる女児と、児童福祉センター職員の女性、及び、公園で会った女性のことが気になる女警のその後をみせて行く展開で、観ている側はまあこの話が繋がるんだろうなと予測は出来るけれど…時系列弄る必要ありますかね?
こういう話で時系列弄られるの余り好みではありません。
児童虐待の問題と、権限を超えたところまで何とか寄り添いたいと行動する社会福祉士と、っていう流れは非常に良かったし、報告もせず独断で動く警察官とかアホなのか?というところもありつつも、こちらも権限を超えたところまで何とかしたいと思う女警という展開は非常に熱く面白かった。
ただ、そういえばボラの闇の一面は…一応最後に繫げたいのだろうけど、ちょっとやり過ぎじゃありませんか?
それにこれで終わりでホントにOK?
韓国の児童虐待サスペンスは質がいい
韓国の児童虐待を扱った映画は比較的面白い。ただ、虐待の酷さを描こうとすると胸クソが悪くなる展開になってしまいがちではある。
本作は、犯行声明が出された児童誘拐事件をベースに、虐待から子どもを守ろうとするソーシャルワーカーと、男社会の警察で苦悩する女性警察官の奮闘が描かれる流れ。相変わらず子役が上手いなーと思いながら観ていたが、徐々に引き込まれていった。虐待シーンはそこまで酷い描写ではないのだが、児童虐待対応の難しさをうまく描いているところがいい。
2つの話(ソーシャルワーカーと警察官)が交互に語られていく中、そっか!これはアレのミスリードか!と気づいた。「慟哭」という小説を読んだときの衝撃が懐かしくなる。
ここでは終わらんだろうと思っていたら、本当にその先があった。あの終わり方もいい。こういうのがあるから「のむコレ」は観てしまうんだよな(直前に「12番目の容疑者」を観て失敗したばかりだけど…)。
ちなみに映画.comには本作の原題を「Go Back」と表記していたが、「告白」の韓国語じゃないのかな。誰の告白なんだって話だよね。
虐待サスペンス
いつもながらの韓流お得意サスペンス。テーマは虐待。
勿論、面白かったです。暗い映像に分かりやすいストーリーは流石です。
いつもの韓流!と言う方には是非お薦めです。
余談、事件と別に虐待問題を突き詰められた気がした。
早い段階に救えないと、スパイラルから抜け出せない。
根深い、簡単に解決できるテーマではないですが、、、
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