「評価サイトなのに評価不可能な域?おそらくヒントは元タイトル?」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
評価サイトなのに評価不可能な域?おそらくヒントは元タイトル?
今年150本目(合計214本目)。
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(※)映画の内容的に、個人の政治思想や歴史思想が入り込みえますが、それについては特段の意識はないことは断っておきます。
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まず、この映画自体が超マイナーで、現在ではシネマート心斎橋でしかやっていないようです。レビューが少ないのもそのためかと思います。
…で、この映画なのですが…。正直「評価不能に近い」んじゃないか…と思います。
他2名の方が書かれている通り、何がテーマなのかよくわからず話が飛び飛びに飛んでしまうためです。
ただ、戦前~戦後の上海を描く映画であることと、日本軍の描写などもあるので、その激動の時代の上海を描く映画なのだろう、ということになるかと思います(それ以外の解釈は多分無理)。
問題は本当に話が飛び飛びに過ぎる点で、日本軍などが出るので、いわゆる「抗日映画」の類なのかな?とも思えますが(一部、それを想定できるシーンもある)、そういうわけでもなく(ごく一部に過ぎない)、かと思えば、「映画内で映画の撮影をするときに、監督がここの描写がおかしいとか何とかいいはじめる」シーンも登場したり、果ては麻雀をやっていたり、何がテーマなのか正直さっぱりわからないまま進んでしまいます。
さらに「大人の営み」は4回も登場し(本映画はPG12)、上海だの北京だのという表記もでるので、大陸(便宜上の台湾を除く)の作品と思いますが(事実、入場者特典が本映画の中国版のチラシ)、「あの国」は検閲もありますから、よく通したなぁ…という感じです(まぁ、日本国内でもPG12なので、大人の営みがあるといっても、それほど過激ではないにせよ、「あの国」ではOKなの?)。
さらに環をかけて理解を困難にするのは字幕で、「ワンさん」などの表記がでます(漢字表記ではない)。この方は中国の方だと考えるのが普通ですが、「シュウさん」まで登場します。こうなると、日本人か中国人か(あるいは、時代背景的に、韓国/北朝鮮(便宜上、現在の名称))かも不明で(ただ、一般的に例えば「周」さんと書くと「あまね」読みが普通?)、さらに大混乱を招きます。
実はこの映画、原作名は The wasted time (「無駄にされた時間」)です(公式参照)。すると、「第二次世界大戦で日中が戦って上海が失った何十年」というように解することも可能で、それが正解な気もします(それが正解??)
ただ、元は中国映画でそれをシネマート心斎橋さんがアジア映画祭りとして開催したものであり、原作は中国であり、お隣の文化とはいえ違う点は違いますし、極端に不愉快な表現はないので、そこは考慮しました。
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(減点0.5)
上記に述べたのが全てで、正直「何を述べたいのかまるでわからない」という点はあります。ただ、不愉快にさせる表現はありませんし(第二次世界大戦が起きたこと自体は事実)、「大人の営み」といってもPG12扱いで4回も出るとはいっても、本国(中国)がOKを出しているならどうこう言うものではないので(モロに本番行為などは除く)、おそらく、中国で中国の歴史観を学んだら理解できるのではないか…とは推知できる点などを考えると、そこまで無茶苦茶とも思えず(ただ、本当に何をいいたいかわからない)、減点程度はこの程度にしました。
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(減点なし/判断保留)
・ 序盤に4人で麻雀をやっているシーンがあり、1人抜けて、女性が入ってきて「一緒にやらない?」と言われて断られて3人で始めるシーンがあるのですが、中国の麻雀で「ロン」のセリフはありなんでしょうか?(日本麻雀でツモとロンあがりを区別するようになったのは、戦後のいわゆる日本麻雀(立直麻雀)以降のはず?日本の国内事情に合わせてセリフを変えてる?)
また、3人麻雀って当時の中国でやっていたのでしょうか?(もっとも、ルール的には4人麻雀のそれを類推して3人でやるだけで、多少難はあってもゲーム自体は可能)
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(減点なし/他事考慮)
・ この映画をやっているのは現在シネマート心斎橋さんだけですが、この映画自体も、アジア映画祭りの一環として行われています(今後6~7週間かけて14作(1週間2作)ほどやる模様)。
ただ問題はやたらに割引体系が多いことで、そもそも25日は「シネマートデー」で1100円ですし(私は「お体の不自由な方」にあたるので1000円)、さらに色々な映画を週替わりでやることと特色を持たせたことで、「真・三國無双のソフトを持ってくると割引」や、「真珠アクセサリーを付けて来たら、1,000円!」とか色々ありすぎてメニューが大混乱状態で、正直、三密回避の観点から、そんなに料金プランを次々作ってどうするの…(受付が混みすぎる)とは思いました。
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