コズミック・シンのレビュー・感想・評価
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ラジー賞撤回作品
ブルース・ウィリスが第42回ゴールデンラズベリー賞特別部門「2021年公開映画で見せたブルース・ウィリスの最低演技賞」に輝いたがその後の失語症の公表で同情をかって取り消された、いわくつきの作品です。
内容は戦時だけ英雄扱いだが平時に戻れば蛮人扱い、平和を守るには真の軍人が必要だと、軍人礼賛というか愚痴を綴ったようなモチーフ、侵略される前に先制攻撃あるのみ、敵の母星を量子爆弾で消滅させるというダース・ベーダ―もどきの過激な作戦。
しかもファースト・コンタクトからわずか7日で作戦遂行、当然、自己犠牲をいとわない将軍など同情を呼びこみたい臭い演出、臭い演出と言えば軍事基地にいる筈のない迷子の少女が突然登場、「おじさんが守ってあげるよ」とこれまた善い人演出、芸がないにも程がある。
B級映画なのでCG、特撮はチープでごくわずか、戦う相手も寄生された人間で数も少ないのでアクションは内輪喧嘩程度で見どころ無し、スタートレックのような瞬間移動や幻の超光速粒子タキオンをちらつかせることで未来を装っているが暮らしぶりはむしろ昔に戻ったようなレトロ感が漂う。予算が無くても練られた本ならそれなりに見応えはあるのだがブルース・ウィリス人気に頼っただけのB級映画でした、残念。
場面設定は「2524年」(約500年後)
映画「コズミック・シン」(エドワード・ドレイク監督)から。
レビューするのも躊躇うほど、酷かった人が多いはず。
タイトルの「コズミック・シン(宇宙の罪)」の意味もわからず、
場面設定が「2524年」で、計算すれば約500年後のことなのに、
ほとんど、今と変わらない状況なので、笑うしかなかった。
今から500年前の1500年代と、今の生活が変わらないなんて
誰がイメージできるかってことなんだと思う。
「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスが主演しようと、
宇宙関連の映画に、88分という時間の短さでは表現できないし、
あまりに設定が雑に作り込まれていて、入り込めなかった。
えっ、ソンビ?と思わせるような設定や、
どこかでみたような「私が接近し自爆して破壊しよう」的発言が
さらに予算の少なさを匂わせていた気がする。
「高度な文明を持つ異星人との攻防を描いたSFバトルアクション」
そんな解説にも、ケチをつけたくなる。
「言語と違って、数字と物理は宇宙共通よ」とか、
「死ぬなんて考えたら、殺しますからね」など、
一部分では面白いセリフもあったけれど、
やっぱり、場面設定に無理があるよなぁ・・と思い、
冒頭に映し出された「2524年」を気になる一言に選んだ。
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