「 家族のくになど見ていたので、感慨深かった。未整理なまま材料を投げ...」スープとイデオロギー えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
家族のくになど見ていたので、感慨深かった。未整理なまま材料を投げ...
家族のくになど見ていたので、感慨深かった。未整理なまま材料を投げ出す彼女のスタイルは嫌いではない。兄を奪われたと恨んでいた彼女が43にショックを受けたいきさつは、いいシーンだった。
自分の家族を投げ出して表現するスタイルは河瀬とかにもあるものだけど、在日の人たちの本当に入り組んだ歴史がまさに家族を描くことで出てくるあたり、しかもアボジが死んだから話せなかった婚約者のことが話せたのかなど、時間の意味を感じた。
本当にアルツハイマーが進行していたのか、その時以来、オモニが否認と忘却に入っていったのか、オモニが認知症であることは興味深かった。
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