「マルグリットが求めたのは」最後の決闘裁判 小町さんの映画レビュー(感想・評価)
マルグリットが求めたのは
長いし私の苦手分野の作品かなと思いながら観ましたが全然そんな事はなく、多くの方々の高評価通りとても良かったです
マルグリットの告発はあの頃の男尊女卑のひどさに立ち向かうためのものなのか、でもそれを自分の名誉のための戦いとする夫に任せる事に、子供の事を思うとあの戦いを望んではいなかったのでは
戦い後のマルグリットの表情から、どんな結末を望んでいたのかと思いました
でもラストシーンで、やっと望んでいたものを手に入れたように思えて、観終わった後はホッとしたように心が落ち着きました
あまり優しさを感じられないカルージュだけど、領主に媚びない不器用な男で、私は断然カルージュ派でした
その真逆の領主に媚びまくって出世する世渡り上手のル・グリがほんとイヤで、またそれを演じるアダム・ドライバーもあまり好きじゃないし、その上ル・グリはイケメン設定でそこにも違和感があって、ル・グリがとにかく嫌でした
ラストの決闘シーンは観応えあって、リドリー・スコット作品はやっぱり好きです
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