「葛藤を想像する映画」徒桜 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
葛藤を想像する映画
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会話のテンポが速いんです。
舞台が基になった作品だからか、高校生の会話だからなのか、あるいは博多弁の特徴なのかは分かりませんが。
そのせいか、前半のわちゃわちゃした感じも楽しいんですよね。
そして、博多弁を話す女の子は五割増し位で可愛く感じます。
九州に馴染みのある役者さん達だから、ネイティブに近い博多弁なのでしょうね。
塩田みうさんは、そのうち全国区になりそうな気がします。
そして、青春の眩しい前半から後半は一気にシリアスに。
でね、観ている途中にそんな事を考えちゃいけないんだろうけど、終らせ方が難しそうだなと思ったの。
奇跡が起きてハッピーエンドって感じの作品では無いし、でも青春映画だから最後は登場人物達に前を向いて欲しいじゃないですか。
それで、この映画が凄いなと思ったのが、一平の死から真理、明、浩太が前を向いている二年後へすっ飛ばすの。
だから、そこの部分は想像するしかない。
そして、その二年間を想像しようとすると、そこに至るまでの真理と明の葛藤も振り返って想像しないといけない。
なので、必然的に考えさせられるんですよね。
結構、後を引く映画です。
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