「明日のために今を選択」徒桜 わかさんの映画レビュー(感想・評価)
明日のために今を選択
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前半は絵に書いたような高校生のキラキラ青春ストーリーですが、後半ストーリーが急展開します。
高校生に背負わせるにはシリアスすぎやしないかとハラハラしてしまうほどの展開は登場人物の誰に心を寄せるかによってかなり印象が変わるのではないかと思います。
劇中に「またね」「また今度」など未来を思い描いて紡がれる言葉がいくつも出てきます。それは日常で当たり前のように耳にする言葉で誰もが明日が来ることを疑っていないからこそ口にできる言葉。ただ、劇中の「また」は実現するものとしないものがあります。当たり前のように来ると思っている明日は当たり前じゃなくて、だからこそ明日に繋がる"今"何をどう選択するのか、そんなことを考えさせられる映画でした。
全編福岡ロケで作られている映画で、福岡の四季が美しく印象に残りました。桜の季節に見られたらまた感慨深いだろうな、と思います。
主に病院関係が緩すぎて(その状態の患者に1人で外出許可だすか?とか、患者の急変に全く気づかないの大丈夫?とかその他色々…)気になってシリアスなシーンで気が散るのが残念でした。
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