息をするようにのレビュー・感想・評価
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伊藤万理華、どうかなぁ
性自認が定かでない思春期の少年アキが転校して、そこで出会ったキイタと過ごす日々を描いた話。
普通ってなんだろうと悩む姿に共感出来れば良いのだろうが、さっぱり響いて来なかった。
伊藤万理華の少年役はやっぱり違和感がある。井手上漠君をキャスティングしたらどうなんだろうって思って観てた。
伊藤万里華さんを撮影したかっただけの映画になってしまっている
短すぎて「え?これで終わり?」と言う感じです。予算がなかったのでしょうか?
ただ伊藤万里華さんを撮影したかっただけの映画になってしまっています。
撮影が丁寧で、映像は美しいのに中身は中途半端というか、入り口で終わってしまっています。
「あとは見た人が想像しろ」と言うことなのでしょう。
だとしても中途半端です。
伊藤万理華×枝優花の化学反応、おいしくなくても伸ばしたい手
枝優花監督の繊細な心の描写に伊藤万理華の目線が映える。短編とは言わず観てたかった作品。
"普通"の固定観念に隠れる事情。知らない方が美味しいと分かっていても、触れて壊してまで伸ばしたい手がそこにはあるから 。
程良い塩梅ながら演技力を削がない彼女の魅力が滲む。
【視点を変えて考えてみたこと】
なんで、”普通”が良いと思ってしまうのか。
いつから、”普通”が良いと思うようになってしまったのだろうか。
大人がそう言うからだろうか。
なかなか、個性を特別だと考えようとしない社会に対する不信感みたいなものもあると思うが、ちょっと視点を変えて考えてみたくなるような作品だった。
それは、僕が小さい頃、誰に言われるまでもなく、皆んなと同じ方が良いと思っていたことがあったからだ。
幼稚園のお遊戯の発表会。
僕は、主役のお坊さんの役をもらったのに、実は、他の友達と同じ小坊主さんをやりたかった。
ひとりだけ違う役を練習をして、寂しさみたいなものを感じていた。
こんな経験はないだろうか。
ただ、後々、”普通”は結構窮屈だと気がつく。
僕たちの世界に蔓延してる概念の中で、たぶん一番影響力が大きいが、実は、最も定義が曖昧な”普通”。
でも、外から要求されたような基準の“普通”とは異なる、実は、僕が幼稚園の時に感じだようなこともかなりあるんじゃないだろうか。
だから、自ら踏み出せるところがあれば、怯えてないで、そこから変えていけば良いようにも思う。
社会が、個性を特別だと気付くことは確かに重要だと思うが、実は、自分自身が、それに気付くことは、同様に、いや、もっと大切なんじゃないのか。
そして、いつか、多くの特別な個性が存在する多様な世界が普通になれば良い。
そんな風に思う。
性的に未分化な頃、、、息をする様になにを?
予備知識なしだったから初めちょっとまごついたが、わざと男性役に女性をキャスディングしてある事が途中わかって来た。面白いアイデアだと思うし成功してると思う。
主役の子は「サマーフィルムに乗って」に出てた子で快活な演技は少しあざとくて痛かったが、こういう感傷的な演技は凄く良い感じ。撮影部に助けられている所もあるかなぁ、、。
短編なのであまり2人のバックグラウンドまで深入り出来なかったが、雰囲気は伝わった。彼の言ってる事がなんだかよくわからなかったけど、お互い引きよせあったわけだから、、理由なんてどうでもよいのだ。
自分こそ悲劇の主人公
親の離婚を切っ掛けに東京を離れ田舎の町で婆ちゃんと暮らし始めた学ラン高校生の話。
普通じゃない自分をすんなり受け入れてくれた、何でも持ってるキラキラ同級生と心を惹かれるも、どうせ自分は…。
普通ってなんだ?な良くある話で、つまらなくはないけれど、特段この作品である理由とか、この作品だからこそみたいなものはなかったかな。
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