「誰にだって本当の自分がいる」ディア・エヴァン・ハンセン 雪さんの映画レビュー(感想・評価)
誰にだって本当の自分がいる
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本当の自分でありたい、本当の自分を見てほしいと言いながら、故人の嘘のエピソードを語ってしまう主人公エヴァン。故人を冒とくしただけでなく、悲しみに暮れる家族を再度地獄に突き落としてしまう。
過ちに気づいて初めて本当のコナーを知ろうと手を尽くすエヴァンが、コナーの生前の動画を手に入れる。自分が陳腐なエピソードで作り上げた偽物とは比べ物にならないくらい輝いている本物のコナーを。
登場人物に魅力があるとしたら主人公ではなくコナーだと思う。コナーの生前をもう少し掘り下げてくれたら感動があったような気がする。
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