「さすが舞台で6年間エヴァンを演じてるだけあって、完全にモノにしてますね!歌も演技も抜群です!」ディア・エヴァン・ハンセン Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
さすが舞台で6年間エヴァンを演じてるだけあって、完全にモノにしてますね!歌も演技も抜群です!
今年102本目は『ディア・エヴァン・ハンセン』
トニー賞・エミー賞・グラミー賞とってるミュージカルの映画化となれば、観るしかない。
・・・あぁ、そうきますか…
予告編でなんとなく想像してた展開と結末なんだけど・・・
観せ方が上手い。楽曲が良い。
主役の子めちゃ上手い。
ある男子学生の自死に絡んで
さまざまな立場の人が思い悩み、ある事で笑顔を取り戻し、そしてまたどん底の悲しみに沈み…
中でも、息子を失った母親のエイミー・アダムスと主人公エヴァンのシングルマザー役のジュリアン・ムーアに感情移入が半端なく、泣ける。
同じ母親として、この2人の気持ちがとてもよくわかる。
特に、シングルマザーで一人息子を必死で育ててるエヴァンの母の苦労と大きな愛。つい昔の自分と重ね合わせてしまう。
『君はひとりぼっちではない。
闇に飲み込まれず、手を伸ばそう。
そして、周りは手を差し伸べよう』
とてもメッセージ性の高い映画。
期待以上に良かったです!!
追記◆
主人公の『罪』に関して
賛否両論に分かれる作品だとは思いますが…
一つの目安として
今までの人生において、あるいは現在、
『心から絶望し孤独を感じたことがある人』
あるいは
『自死を考えたことがある人』は
この作品が心の中に素直に入ってくると思います。
反面、この主人公に対して手厳しく批判的な人は、きっと、今までそんなに苦労したこともなく恵まれた人生だったんだろうなと思います。
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