「映画化失態」ディア・エヴァン・ハンセン フットさんの映画レビュー(感想・評価)
映画化失態
話はいいし、台詞回しとなる楽曲も素晴らしい。
が、舞台とは別に映画となると失敗した作品かな・・・
アメリカでは「13の理由」「リバーデイル」等のTVシリーズが若者に支持されるように、鬱・嘘・自殺・薬+SNSネタが共感されるが日本人には根本的に刺さらない内容。
今回は「炎上ってこんな生っちょろくないだろ」的に平坦に流れるのが、主人公エヴァンの言動が痛くてとろい。映画的にもっと大胆にしてもいいはず。ただ脇キャラが引き立ったのも事実。ゾーイ役のケイトリン・デバーは「ブックスマート」に続き最高だったな・・・
しかしながら最後は本当のサブキャラ、ジュリアン・ムーアがすべて持ち去ってしまった(笑)
何とも煮え切れない迷作だった。
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