「けっこうよかった」ディア・エヴァン・ハンセン 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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泣ける場面がたくさんあって、歌も素晴らしくて感動したのだけど、みんなエヴァンにひどい。まるでエヴァンだけが悪いような感じになっているのだけど、コナーのお母さんに話を合わせているうちにつきたくない嘘をついてしまっているのだし、嘘自体優しい嘘だ。お母さんから「私が言わせてしまったのね」くらいの言葉があってもよかったのではないか。確かにエヴァンもちょっと調子に乗っていたけど、あの状況では誰でもそうなっても仕方がない。
エヴァンがいなかったら、コナーは単なる鼻つまみ者としてみんなの記憶から消えていく。出番も、意地悪しているところしかない。
エヴァン、遺書を送信するな、その場で自分のスマホで読ませろ。それに、コナーのメモリアルで果樹園を再開発して10万ドル集めるなど、大掛かりすぎる。木を学校に植えるくらいでいいではないか。
エヴァンが最初は高校生に見えなくもなかったが、だんだんおじさんに見えてきて、キャストを調べたら28歳で、ゾーイも26歳だ。
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