劇場公開日 2021年11月26日

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「作品自体の本来持ち合わせている魅力を最大限活かせているかは微妙」ディア・エヴァン・ハンセン とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0作品自体の本来持ち合わせている魅力を最大限活かせているかは微妙

2021年11月28日
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作品の扱っている題材テーマや楽曲は好きだし、何よりベン・プラットの才能!ブロードウェイ版見たくなった(見たかった)。だから、ベン・プラットが本作でも主人公を演じるにはもう歳を取りすぎているなどという批判は気にしなくていい(そんなの言ったら日本でもザラにある)。しっかりと価値あるメッセージを伝えてくれる。
けどスティーヴン・チョボスキー監督の時に観客に感情を強いるような過度に甘ったるい演出は、日本人に多い泣きたがりデトックス好きの心を鷲掴みにした『ワンダー』(作品自体は良かったけど鑑賞後、実生活で主人公オギーのような子にあってもその大部分はきっと態度変えないであろうくせに勝手に気持ちよくなって手放し絶賛疑問)での温かな眼差しより的を得ていない気がした。あたたかさを履き違えたような一種の押し付けがましさ。本来それぞれの気持ちをもつも理解できるはずの色んなキャラクターに目を向けようとしても、混乱する方向以外には、どこか薄味な印象が最後まで拭えなかった。そうした中では、何よりこの時期にこのキャスト(『魔法にかけられて』続編も楽しみすぎるエイミー・アダムス!ジュリアン・ムーア!大好きな二人!! × ミュージカル = 個人的には最高な組み合わせ)という明らかに賞レース狙いな点も、余計に鼻についてしまったきらいもあるかも。

P.S. 亡くなった後にその人の真の姿を知ろうという感じは『空白』を思い出した。
森林破壊反対

隣のお年寄り夫婦の煩さよ。
知ったかぶり鼻フンッおじさん久々に見た、エヴァンの"家族の"友達出る度にご丁寧に毎回フンッフンッなんだ。そんな声出さずにいられないほどおもしろいか?楽曲の流れるシーンで体が乗ってしまうことそれ自体は悪くないけど、最後の1音までズボンぺちぺち叩きやがって。あと楽曲流れていないときも突然何度も右足左足交互に上げ下げしてはズボンの擦れる音鳴らしまくる始末。奥さんはYou Will Be Found終わった瞬間に持ち込んだ飲み物のストローの袋かなにかをガサガサと開ける音。

とぽとぽ