「一人でも大丈夫、でも決して一人ではない」ディア・エヴァン・ハンセン グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
一人でも大丈夫、でも決して一人ではない
『嘘から出た実(まこと)』が『瓢箪から駒』(思わぬ数の人たちに自己肯定感をもたらした)となり、真相が判明しても、これだけの人が救われたんだから、もういいよ、と全面的に赦され、彼女との明るい未来が示唆されて、あー、良かった❗️と安堵する。
という映画だと思ってました。
実際には、そう来るんですか、へー。
でした。
あくまでも私の〝思い込み+偏見⁉︎〟からの見解なので怒らないでいただきたいのですが、たぶんこのサイトでレビューを投稿して反対意見だろうがなんだろうがちゃんと受け止めますよ、とコメントフリーにしてる方々はみなさん、それなりに強い人だと思います。なので、この映画があまり刺さってこない、という人が多いとも思います。
ここでいう強さとは、何かや誰かと闘うことにおいて、という意味ではなく、〝一人でも大丈夫、でも一人じゃないんだよ〟ということを体験的に気付いている、ということです。
いつも友だちに囲まれているような人だって、自分の存在意義に自信がある、なんて人はほとんどいないと思います。自分の存在意義や存在価値を明確に認識できる人なんていない、そのことへの自覚があれば、致命的に心が折れることなく生きていけるし、そんな思いを持つ人は自分だけでないと知っていることで、決定的な疎外感とも折り合っていける。
映画を見て自分の思うところを文章で具体化しレビューを投稿する。そして、他の人のレビューを見て、人との違いを知る。それらの行為もまた、『一人で大丈夫だし、実は決して一人ではない』ことを知るよすがになっていると思います。
グレシャムさんおはようございます!
確かに、ここも一人じゃないって思わせてくれる場所ですよね😊
自分も同じ思いだと嬉しいし、また自分と違った意見もすごく参考になるし、勉強にもなる!
おはようございます。
私も、この作品は予想とは違っていました。
エヴァンが嘘により、ヒーローになり、嘘を告白して叩かれ、けれど最後は自力で再生していく、他の孤独だった人達と一緒に。
そして、私はその過程を観ていて、何故か後半、涙腺が緩んできました。
私にとっては、佳き映画でしたね。では。