「そんなに辛いならもっと早くにわかってあげれば良かった、と。簡単に人は言うけれど。」ディア・エヴァン・ハンセン 015🎬さんの映画レビュー(感想・評価)
そんなに辛いならもっと早くにわかってあげれば良かった、と。簡単に人は言うけれど。
これまでの人生で孤独を感じたことがあるか、大切な人を理不尽な理由で喪った(含む自殺)ことがあるかによって評価が分かれる作品。
上記の経験が無い方には、あまり刺さらない内容だと思います。ホラ吹き少年の話。終了。
逆に自分が物凄く精神的にしんどい思いをした人、あるいは物凄く身近に心を傷めている家族/友人/恋人がいる(あるいはいた)ような人は、本気でこの映画の冒頭から刺さります。開始15分で後悔しました。自分、なんで涙拭き用のバスタオルを持って来なかったんだ。
大変腹が立つことに、お前ここでかという場面で主人公が歌うんすよ。歌上手いんすよ。いや、ずっとエヴァンハンセン役やってきた役者さんだから当たり前なんすけど。
歌詞がえぐいんすよ。えぐってくるんすよ。なんなら今、このレビュー書きながら思い出して泣いてます。特に予告編でも出てたあの曲ですね。マスク、替え持ってって下さい。涙と鼻水で不織布逝きます。
無論、最後に嘘のツケは取らされることになるのですが、それでもそこで明かされる真実にまた泣く。そして主人公の取った行動に号泣する。
コナーの奴、多分マジで君と友達になりたかったんだと思うよ?
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ぴくにっくさんのコメント
2021年12月4日
そうかも…コナーはエヴァンと友達になりたくてちょっかい出し…結局、怒鳴ってしまい…自分自身をコントロール出来ない不甲斐なさからの自死。この物語の展開はコナーのエヴァンを救う天国からの手紙だったのでは?と015さんの感想を読み感じました。