劇場公開日 2021年11月26日

ミラベルと魔法だらけの家 : 特集

2021年11月22日更新

「ズートピア」「アナ雪」のディズニー最新作は――
4年ぶり“本格ミュージカル”! 超普通のヒロインが
繰り広げる“魔法と奇跡の物語”を心から堪能しよう!

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「ズートピア」「アナと雪の女王」のディズニー・アニメーションの最新作「ミラベルと魔法だらけの家」が11月26日に公開を迎えます。ディズニーにとって4年ぶりとなる待望の新作オリジナル・ミュージカルにして、記念すべき60本目の作品!

本格ミュージカルとして、ファンの高い期待を裏切らないクオリティの高さを誇る一方、今回のヒロインであるミラベルは、特別な力を持たない“超普通”の女の子。タイトルにもあるように“魔法だらけ”の一家に生まれながら、ただ一人、魔法のギフト(才能)を与えられなかった彼女が巻き起こす“奇跡”とは――?

きっとあなたの背中を押してくれる! こちらの特集では「ミラベルと魔法だらけの家」の王道ミュージカルとしての魅力から、これまでにない異色のヒロインが放つ強いメッセージ性まで、見どころのポイントを余すところなくご紹介します!

※11月22日 レビューパート更新しました!


【予告編】

【注目】4年ぶり新作ミュージカル!記念すべき60作
「ミラベル」を絶対に観てほしい“2つの理由”

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●ディズニー・ミュージカルの新作は久々! 早く映画館で観てほしい…!

何よりも最初にお伝えしたい、絶対に映画館に足を運ぶべき理由――それは本作が、実に約4年ぶりとなる“ディズニーの純粋なオリジナル・ミュージカル”であるということです(大ヒットを記録した「モアナと伝説の海」以来/シリーズ続編だった「アナと雪の女王2」は除外しています)。同時にディズニーにとって、1937年公開の「白雪姫」から数え、記念すべき60作目の長編アニメーション作品となります。

ワクワクを胸に映画館に足を運び、忘れられない音楽と魅惑の物語に身を委ね、幸福感とともに劇場を後にする――そんな極上のひとときにどっぷり浸かれる機会がようやく戻ってきました!

ちなみに、音楽をたっぷりと味わうという点で外せないのが、日本語版でミラベルの声優を務めた斎藤瑠希の存在。その魅力については後ほど詳しくお伝えしますが、超絶歌唱力によって一気に魅惑の世界に引き込まれること間違いなし!

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●期待に胸ときめく! 「ズートピア」監督×「モアナ」作曲家、史上“最愛”のコラボレーション

監督を務めるのは、世界的大ヒットを記録したことに加えて、その深いメッセージ性が大きな反響を呼び、近年のディズニーアニメの中でも屈指の傑作と言われる「ズートピア」を手がけたバイロン・ハワード(監督)とジャレド・ブッシュ(共同監督・脚本)。色彩豊かなアニメーションにどのような物語、メッセージを乗せてくれるのか? 楽しみなところです。

そして、音楽はリン=マニュエル・ミランダが担当。実はこの人、「モアナと伝説の海」の作曲を手掛けたほか、トニー賞でミュージカル作品賞など11部門を受賞した「ハミルトン」、トニー賞4冠、グラミー賞ミュージカルアルバム賞に輝き、映画化もされた「イン・ザ・ハイツ」など、近年の大ヒットミュージカルに必ず絡んでいるとされる“超重要人物”なんです。

「ズートピア」監督×「モアナ」作曲家という、ディズニー史上“もっとも愛せる”コラボレーションが実現! この夢の組み合わせ、早くも傑作の香りがします。

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【ヒロインと物語】今度の主役は“超普通”の女の子!
観ればきっと感情移入して、心から応援したくなる――

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ここからは作品の中身についてご紹介します。まず注目したいのは新ヒロインであるミラベルの存在。ディズニー作品の主人公と聞くと、特別な力を持ったヒロインをイメージしがちですが、本作の主人公ミラベルはごくごく普通の女の子なのです。


●ミラベルってどんな人? 等身大、だからこそ共感を呼ぶ“新ヒロイン”

南米コロンビアの奥地、魔法の力に包まれた不思議な家で暮らすマドリガル家。この一家に生まれた子どもたちは全員、特別な“魔法のギフト(才能)”を持っているのですが、なぜかミラベルだけは魔法のギフトを与えられず……。家族を愛し、明るく振る舞いつつも、心の中では疎外感を感じています。

「何者でもない自分」に思い悩むミラベルですが、いつしか“特別な力がない”からこそ、本当に大切なことに気がついていきます。そんな彼女に共感を抱き、感情移入しながら物語に入り込み、心から彼女を応援したくなる――ミラベルの決断や勇気、挑戦が、きっとあなたの背中を押してくれるはず!

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●なぜミラベルは魔法を使えない? 謎めいたストーリーが面白い!

気になるのは“なぜ”ミラベルだけが魔法を使えないのか?ということ。この謎こそ物語の大きな鍵であり、本作に深みと奥行きを与えてくれる要素となっています。

ある日、家に大きな“亀裂”を見つけたミラベルでしたが、なぜかこの亀裂はミラベルにしか見えていません。調べていくうちに、そこにはマドリガル家に隠された秘密が……。家族を守るため、ミラベルは家の中に広がる壮大な世界へと旅立つことを決意します。

“魔法だらけの家”に隠された秘密とは? 魔法の力を持たないミラベルはどうやって家族の危機に立ち向かうのか? これまで紹介してきた魅力的な要素に加えて、作品に散りばめられたいくつもの“謎”にも目を配り、読み解いていくのも本作の楽しみのひとつ。目で見て、耳で楽しみ、頭で考え、心を熱くする――文字通り全身で楽しめる作品になっています。

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●ミラベル役日本語版声優の“歌唱力”がすごい! 超新星の圧倒的存在感に驚く

もうひとつ本作の楽しみ方として、激しくオススメしたいのが日本語版での鑑賞です。普段から「洋画はオリジナルの英語版で観たい」という方にも「本作は絶対に日本語版で!」と推奨したいレベルです。

その理由が、ミラベル役を演じる19歳の新人女優・斎藤瑠希の存在。魅力はすさまじいまでの歌声! 予告動画では、斎藤演じるミラベルが歌う「ふしぎなマドリガル家」が収められており、歌唱力の一端を垣間見ることができます。



南米コロンビアが舞台とあって、リン=マニュエル・ミランダが作曲した劇中曲は、ラテン系のアップテンポなリズムが特徴的。斎藤はそれらの難しい楽曲の数々を、情感豊かに歌い上げています。彼女が日本語版のミラベル役を勝ちとる過程で、その歌声を聞いたディズニーUS本社のスタッフも、彼女の圧倒的な才能に「鳥肌が立った」と絶賛したそうです。

また、花や植物を操る力を持つ長女イサベラを、声優としてのみならず歌手、そしてミュージカル女優としても高い評価を得ている平野綾が担当。さらに怪力自慢の次女・ルイーサは、 “歌うま芸人”としてTV番組でもその美声を披露している「3時のヒロイン」ゆめっちが演じており、ハイクオリティの演技と歌唱を披露しています。


【編集部レビュー】子育て奮闘中の編集部員が思わず涙
才能なんてなくても、そこにいるだけであなたは特別!

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4年ぶりのディズニー・ミュージカル、「ズートピア」監督×「モアナ」作曲家のコラボ、美しい映像と圧倒的な歌唱力……どの要素を見ても期待が膨らむ「ミラベルと魔法だらけの家」。公開に先駆けて、関係者向けの試写が開催されると聞いて、映画.com編集部員(2児の父)は会場へ。2時間弱の映画を通して、胸に去来した怒涛の感情をレビューでお伝えします!

まず物語は、楽曲「ふしぎなマドリガル家」で高らかに始まりを告げます。家族の魔法のギフトを紹介する楽しげなこの歌は、「美女と野獣」の「朝の風景」を彷彿とさせ、観る者の心をつかんで離しません。

ほかにも素晴らしい楽曲がずらり勢ぞろい。ミラベルが自らの心情を歌った「奇跡を夢みて」は、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ありのままで」や、「アナと雪の女王2」の「イントゥ・ジ・アンノウン」に続く、“ディズニーの名曲”の誕生と言えるほど感動的!

また、キャラクターの心情描写も一級品です。一家で唯一、魔法の力を持たないミラベル。家族を愛し、明るく振る舞いながらも、心の内に哀しみと疎外感を抱いています。彼女が家族の記念写真の輪に入っていけず、離れたところから眺めるその姿を見るや、筆者の胸が締め付けられます(この時点で既に涙)。

しかし、悩んでいるのは実はミラベルだけではありません。力自慢の次姉・ルイーサも、花を咲かせる魔法を操る長姉・イサベラも……一見、幸せそうで完璧な家族にも、それぞれ秘めた悩みがあるんです。そんな彼女らが“思い”を解き放ち、それぞれに力強く歌い上げるシーンは必見です(そしてここでも号泣)!

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一見、完璧な家族だってどこかに問題を抱えているもの。その亀裂やきしみ、それぞれが抱える弱さにミラベルだけが気づくことができるのは、彼女が“持たざる者”であり、そのつらさを誰よりも知っているからこそだったりします。

“私があなたを愛しているのは、あなたに才能や特別な力があるからじゃない”。“あなたがそこにいてくれるだけで特別であり、愛おしい――”。

文字にすると単純なメッセージですが、それを相手にきちんと伝えるのは簡単ではありません。家族であればそんなの言わなくてもわかる? いえいえ、ずっと一緒にいる家族だからこそ、“当然”の愛情を伝えるのが時に難しかったりするものです。

個人的な話で恐縮ですが、筆者は現在2児の子育てに奮闘中。少しずつ子どもたちが大きくなるにつれて、それぞれに個性や得意なこと、苦手なものが出てくるし、子ども自身、周りの友だちと自分を比べて落ち込んだり、失敗してへこんだりすることもあります。

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そして親である私自身、子育てをする中で、つい周りの子と比較するような視点で考えてしまいがち。ですが、この映画を観て改めて“ありのまま”の姿を受け止め愛すること、そして「何があっても“家“にはあなたの居場所がある」と伝えることの大切さを教わりました。「子どもたちにも見せたい」。しみじみと、そう思いました。

さらにもうひとつ、優しくて家族思いで、勇敢なミラベルが教えてくれたことがあります。特別な才能を持って生まれる人間はほんの一握りかもしれないけど、個性のない人間なんていないんです。

ラテンのアップテンポなリズムの音楽と極彩色の映像に乗せて、ミラベル、そしてマドリガル一家の面々が、本当に大切なことを世界中の人々に“届けて”くれます。日本版エンドソングでは、ナオト・インティライミが「マリーポーサ ~羽ばたく未来へ」を歌い上げます。作品の余韻をブーストしてくれる感覚は、あの「リメンバー・ミー」に匹敵するほど心地よいものでした。私が抱いたこれらの感情を、この記事を読むあなたにも、ぜひ味わってもらいたいと思います。

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インタビュー

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