「蝶たちよ、しがみつかないで」ミラベルと魔法だらけの家 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
蝶たちよ、しがみつかないで
D+で観ました!
出張からの帰りの新幹線…夜のうちにダウンロードしておいたので、東京につくまでの2時間で観るぞーという気持ち。吹き替えの方で観ました。
めっちゃめちゃ感動しました。イヤホンつけて爆泣きしてたので周りの人から情緒ヤバそうと思われて事でしょうね…。
最初はミラベルだけが魔法が使えないと分かったところで少しじわっと来たんですが、おばあちゃんの過去の映像と蝶(青虫)の歌でとんでもなく泣いた。
今回はコロンビアが舞台!
歴史の話をするならば、やっぱりこの世界は侵略する側とされる側で分かれてしまうもの。コロンビア、結局は長いことスペインの植民地になっていて、そのまま内戦が起きてしまったり、家というものが大切なものになったのはそういう経緯なのかもしれない。
ディズニーって作品ごとに色々なテーマがあるとは思いますが、今回1番心を揺さぶるために作ったのはのはこのおばあちゃんとおじいちゃんが3人の子供を連れて逃げるシーンなんじゃないかなと思いました。
ミラベルのことを認めてくれない独裁的なイメージのあった前半に対して、これを観てしまったら正直涙しかない。
魔法の力がペドロからもらったギフトなんだと思っていたようでしたが、ミラベルに対して「あなたが答えだったのね」ということで、魔法が必要だった目的を見失ってたよね〜というシンプルなシナリオでしたね。
蝶たちよ、しがみつかないでって字幕で歌詞が出てましたが、けっこう珍しいというか…力を合わせてって感じじゃないんだなぁって感心しました。
どんなことがあってもお互い強く生きようねって事なんだろうな。離れ離れになっても、また戻ってこれるんだよってあのシーンをバックに流すのはずるく無いか??泣くだろそんなん。
と、まあ感動ポイントは上述した通りではあるんですけどね。正直最初の歌がまじで全然分かんなくて混乱した。無理に歌にしなくても、いつもみたいに簡潔にアニメーションとかで説明してくれた方が良かったかな…?
あとは家族の中で、パパママばーちゃん、イサベラねーちゃんとジャングル大帝みたいな男の子以外、ミラベルに対してどう思ってるのかがよく分からないのでそこはもう少しお互いの関係性がわかるような深掘りが欲しかったです。
全体的にちょっと勢いだけで作り過ぎちゃった感が出てるのはそういうとこかと。
でも音楽は全体的にめっちゃ明るくて良きですね〜〜〜!!!
イサベラの歌とかすごい良かったですよね。
あとゆめっちがすごい!笑
今まで芸人さんの吹き替えを観た中ではかなり上手だなと思いました。
エンディングの日本語版の方の蝶(青虫)のうたは誰が歌ってたんだろう??
字幕の方が良過ぎたのでけっこう歌詞が気になりました。
でもいい歌だったな〜。