「これが記念作品?ふざけないでよ」ミラベルと魔法だらけの家 @花/王様のねこさんの映画レビュー(感想・評価)
これが記念作品?ふざけないでよ
歌もストーリーもつまらなかった
魔法が使えないミラベルの魅力も努力も描かれない。
魔法が使えないのに、家族の中でしゃしゃり出てくる性格なのが理解できない。
甥っ子がギフトをもらった時、ミラベルって母親の不義の子だったりするの?!と深読みしてしまうくらい設定が不自然だった。
題名の通り、話の舞台が家の中なので冒険した感が皆無だった。
ミュージカル映画だと歌っているのに耳に残る歌が1つもない。
ノーノーブルーノって歌くらいか?
メインの歌が何なのか分からないし、覚えにくい。
ディズニーのミュージカル映画だと期待したのにあんまりにガッカリだった。
冒頭のショートアニメの方がよっぽどストーリー性があった。
最近の映画やアニメは多様性やら何やらに振り回されて、本来の生活や習慣をまるで無視している。
多様性って、ありのままの姿を受け入れることなんじゃないの?
それは誰かに言われたから変わるものではなくて、自分が努力して環境を変化させた時に自分で気がつくものなんじゃないの?
血の繋がりってある意味暴力なのよ。
自分ではどうしようもない理不尽だから。
それをどうやって自分と向き合って飲み込んでいくかって過程が描かれていないから、描くつもりもないから最後の蛇足に繋がっているんだと思う。
どの年代のどんな人に向けた映画なのか分からない。
全てが中途半端で内容が薄い。
ディズニー映画で久しぶりのハズレ作品でした。
MSさん
自分の視点から見た景色しか知らないのに、他の人の視点まで強要されて見ろって言われている気がします。
多様性に必要なのは正しい理解と距離感だと思います。
多様性がある社会とは、「自分と違う他人のありのままへの理解と共生の方法を探る為に考える時間を相互に持てる社会」です。
なんか最近権利みたいに思われているから、じゃあ今まで普通に生きてた俺の権利は?てなるんだろうけど。
でも、この映画は全く真逆で酷いなと思いました。
謝ればオッケー!みたいな。