「在宅プリンセス」ミラベルと魔法だらけの家 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
在宅プリンセス
コロンビアの閉ざされた土地で代々不思議な力を受け継ぐマドリガル家で唯一力を授かれなかったミラベルが、一家の不思議な力を守るために奮闘する話。
まず、配信メインになってからディズニーアニメサボっていたので、本当に久しぶりに見て、ディズニー浴びたなぁ!という感じだった(笑)ミュージックシーンが楽しいのはもちろん、ちょっとびっくりさせるシーン(個人的に叔父さんが突然登場するシーン1番ディズニーらしかった、あの驚かせ方)まで、ディズニーで楽しかった。当たり前だけど(笑)
ただ、スケールとしては小さい話で、ミラベルは最後まで特別な力を手にすることは無いし、ほとんど家の中だけ(行方知れずの叔父さんすら家の中にいた)で話が進行する。その話も『フルハウス』とかのシットコム数話を切り取ったような、家族同士が喧嘩したりワチャワチャしたりするだけ。
それでもちゃんと話が面白いのは、家族や親戚のことって意外とよく知らなくて謎多いから。さらに何の能力もないミラベルが、ヒーローの象徴っぽいルイーサとプリンセスの象徴っぽいイサベラの心を溶かしていくという話の流れも好きだった。
ディズニー史上最も私たちに近い話と言っても良いんじゃないか。でも久しぶり劇場公開のみのディズニーアニメがこの規模かとは思っちゃった。家の中でも楽しいよっていう今作こそ、配信だけの時に出した方が良かったんじゃ(笑)
あとさ〜、ルイーサの日本語吹き替えゆめっちだったの最悪。ゆめっちの吹き替えが悪かったとかじゃなくて、本国の声優担当の人別に太ってる人じゃないから。分かるかなこの嫌な感じ!見た目がゴツいから、じゃあぽっちゃり女性芸能人使おうっていう感じがさ〜〜嫌だなあ。ディズニーの日本語吹き替えって脇の特徴的なキャラを毎回見た目に寄せすぎ。
叔父さんについては、エレカシ宮本とハリポタのスネイプ先生を足して2で割ったようなとても良いキャラをしていて好きでした。