「ディズニーのメッセージ性」ミラベルと魔法だらけの家 よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーのメッセージ性
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ロンといい今作といいディズニーは製作者のメッセージを伝えるのが本当に上手だと思った。
主人公のように自分だけ特別じゃないという劣等感は魔法に限らず誰もが持っているものだと思う。
例えば職場で自分だけ仕事ができない等々。
自分自身もそういう持たざる者側なのでミラベルの苦しみにとても共感した。
そして、ミラベルが憧れる持ってる人たちも皆それぞれ苦しみを抱えてるんだというメッセージもよかった。
そして祖母。
この祖母が人々に不安を与えたくない、私たちは“特別”でなくてはいけないという考えからついつい厳しく当たってしまう守るものとしての苦しさも描かれていて良かった。
ブルーノ役の声優さんもお上手だったし完璧なお姉さん役の方も歌声が素晴らしくて良かった。
ただ、最初の人物紹介の歌がごちゃついてわかりにくかったのが難点。
これは吹替特有のものなのだろうが。
同時上演のツリーから離れても本編以上にとても素晴らしかったので短編を見るだけでも1800円の価値はあると思った。(短編が刺さる人はミラベルも刺さるだろうが。)
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buenoさんのコメント
2021年12月2日
劇中歌の中で、内戦で住んでいた家を追われた家族の悲しみを歌った歌があるそうです。そんななかでも家族を思いやり、前向きに生きようという人々の願いや希望を込めた歌です。まだ見てないのですが、そういう背景を知るともう観る前から涙が出てきます
。