「魔法の家がひたすら可愛い」ミラベルと魔法だらけの家 くろまめさんの映画レビュー(感想・評価)
魔法の家がひたすら可愛い
吹き替え版観てきました!
まず、世界がとっても鮮やかで綺麗!!
相変わらずの映像美で、さすがディズニーです。
衣装も伝統的なデザインでとっても可愛い!
繊細な刺繍にスカートのたっぷりの布感や揺れの美しさに驚きました。
細かいところまで作り込まれている技術には脱帽です。
コロンビアの踊りによくあるのかスカートを持ちながら動かす仕草が楽しげで素敵だなぁとため息が溢れました。
音楽もラテン系でとてもよかったです。
歌がまた良くて、吹き替えの皆さんもハイレベルでとてもお上手でした!
どの歌も好きなのですが、ゆめっちさんの歌う『増していくプレッシャー』が印象的で好きです。
とくに音があがったときの声がとても素敵でした。
また聞きたいです。
秘密のブルーノも妖しくて素敵な曲なので気に入っています。
あと外せないのは家の可愛さです。
カシータ!可愛い!
カタコトと音がなるだけでも可愛いのに、意思表示をしてくれて、それがまた可愛いです。
いろんなお手伝いをしてくれるとても良い子なのも可愛いです。
ドアもお部屋もデザインが凝っていて素敵でした。
個人的には名前の入ったお皿がめっちゃ可愛かったので売って欲しいです。
ディズニーさんよろしくお願いします。
お話の内容としてはふわっとしたところが多くて、もう少し説明があるといいなと思いましたが、字幕版ではもっと説明してたり、重要なワードがあったりするのかなと思うので、両方見てみたいと思います。
なぜ家がひび割れ、魔法が消えていったのかは、吹き替え版だけではあまりよくわかりませんでした。
今のところは、もともと家族を助けるために守るために生まれた奇跡が、逆に家族を苦しめ始めていたことによって、力が弱まったのかなという認識をしています。
ギフトが家族のためにならなくなる=家の存在意義がなくなる=力が弱まる?
みんなのために力を使いなさい、それがあなたたちの存在意義というのは、ギフトを持っている方からすると少し苦しいですよね。
自分に特別な力がなかったら、何もないの?
みんなのために力を使わなかったら、誰も私を必要としないの?
なんて、持っている側の悩み、辛さがあるんだろうな。
おばあちゃんのやり方を止めるために、ミラベルはギフトを与えられない、何も持ってない人間として選ばれたのかな?
なぜミラベルだったのかはわからないですけど、なぜだかミラベルが選ばれたのもわかるような気がするんですよね。
心が真っ直ぐで、行動力もあって、優しくて、勇気があって…
魔法のギフトは持ってないけど、たくさんのものをもっている彼女じゃなきゃなしえなかった気がします。
アントニオとベッドの下にいる時のやりとりは本当にミラベルの素敵なところ全部つまってるシーンなのでとても好きです。
ミラベルは確かに特別な子だよ…!
みんなのために自分の気持ちを抑えて頑張りすぎなくていいよ、何も持ってなくてもそのままの自分で素敵だよというテーマは元気がもらえました。
ありのままの自分を少し好きになれる、そんな素敵な映画でした。
最後のシーンが本当によかったので、そのためにまた見に行きたいです。