「フランスのツイン・ピークス」プティ・カンカン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
フランスのツイン・ピークス
フランスは海沿いの村で巻き起こる連続猟奇殺人事件、人相の悪いクソガキのプティ・カンカンが『ブッチャー・ボーイ』のように暴れて掻き乱す物語かと思いきやラストは意味深で、上映時間は脅威の3時間越えに事件は解決せずこれの続編まで3時間越え、終始マイペースな憲兵隊、要は警察二人組、特に隊長はやる気があるんだか微妙な捜査をユルユルで観ているコッチがイライラしながらも和んでしまう!?
コメディにはならないシュールな展開で笑いに走り過ぎず、群像劇として登場するキャラが印象的にも映らない、深刻に進むべき物語が破綻寸前に犯人考察ですら馬鹿馬鹿しくなってしまう。
ジュブナイル物としてのダーク・ミステリーがブラックコメディの要素も交わったジャンルとして、淡々とした起伏のない演出にモヤモヤするだけで思わせぶりな終わり方を、最後はスッキリする結末を望みながら次作に期待も出来ない!?
JAIHOにて鑑賞。
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