「クライモリってこんなんだったっけ?」クライモリ うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
クライモリってこんなんだったっけ?
カタカナの邦題が違和感むき出しで、食人一族に襲われる話だったように思うのだが、変更されてる。
リメイクしたら宗教…新国家に変わってしまった。
理不尽映画なので当たり前に調子にのった若者がひどい目に遭うのは仕方ない。
六人のイキリっぷりから無惨な結果はホラー映画としては当然なので、見てるこっちがイラつく程度にアホである。
謎のコミュニティの人々の現代的雰囲気と前時代的融合がちょっと中途半端な感じがする。
そして裁判…
他所の知らない国ってこんなんだろうなぁって思う。言葉も社会性も違う国ってこんなんだろうって思う。海外旅行行く人はちょっと考えたほうが良いって事かな(笑)
そして行方不明の娘を追う父親…これがまた相当考えの足らん人物である。
明らかに貧弱なオッサンがイキッて娘探しするが、手助けしてくれた猟師親子は巻き添えに。(猟師父親は息子を溶接学校に入れたいとの事だったが命の危険がある所に息子を連れだって行ったのは理解できない)
ワナで猟師親子が死んでも独りで突っ込んだ親父の危険への理解度、覚悟の無さが更にひどい
新国家相手に手も足も出ず、取っ捕まった上に娘に助けられてばかり…何しに来たんだこの親父は?
とにかく出てくる人々が皆ちゃんと自分自身について話さないので誰も彼もが怪しく感じる
友人たちの誰かが新国家と繋がりがあって、皆を騙して連れてきてるとかまで考えてしまうほどに疑り深く観てしまった。
これだけ書いたが、ラストには今までにない展開を設けており、ちょいと驚かされた。
あのカットで侘しく終わるのか「はぁ…」ってタメ息ついてたら…。
お勧めではないがこう言うのが好きな方はちょいと観るには良いと思います。