沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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〝読後感の良い〟映画
マスカレードやラプラスは知ってるのに、なぜかこのガリレオについては、原作もテレビシリーズも映画シリーズも今までまったく縁が無く、今日は何の先入観も期待もなしに、気楽に鑑賞しました。
ところが、冒頭10分くらい?の女子高生の遺骨発見まで振り返る流れで泣かされ、被疑者への憤りの気持ちが食堂に集まる人たちと一体化❗️
一気に映画の世界に没入させられます。
この映画のうまいところはそこですね。
アイツだけは絶対に許せない‼️
その軸がしっかりと確立したうえで見ることになるから、その後の展開は身内感覚と、客観的な謎解き目線の間で行ったり来たりとなり、どんどん先を見たくなる。ページを捲る読書のリズムと同じような感覚になり、細かいことは気にならない(とにかく先の展開が早く知りたい❗️となる)。
焦点となる対象人物が転換するタイミングも、小説手法のひとつである『一行アキ』がうまく機能しているかのようで、ストレスを感じない。
なんだか褒め過ぎのようですが、この映画の脚本はそれだけ原作の良さを分かってる人が書いたように感じられました(原作未読だし、脚本家や監督のことも知らないままで観てそのまま書いているので当てずっぽうな推測です)。
変な表現ですが、とても〝読後感の良い〟映画でした。
矛盾が心地よく
映画館で見るべきか迷いましたが
始まりから5分で来て良かったと思いました。
いきなりどん底まで巻き込まれます。
湯川先生の意外な一面が見られます。
湯川先生のセリフのみ抽出すると
論理的ではない部分がいくつかあります。
それを感じるのも面白いところかもしれません。
それを否定的に感じることなく
何故そうなるのか?
思いを巡らすのも楽しかったです。
物理学の先生が偉くなると
人間らしくなるんですね^_^
見応え充分でした
自分の予想を裏切る展開で良かったです。途中このままで終わったら正直駄作と言わざる得ないなぁ〜🤔と思ってたけど求めてた展開になり自分の犯人予想は当たらずも納得いく犯人かつ展開でした👏👏
ただ不満な点もあり物理が関係してるのが少なすぎる。
あと草薙刑事と15年前の事件の関わりが正直弱すぎて、今の状況に納得出来ず……(他にも酷い事件あったでしょ)
決してハッピーエンドではないけど個人的にはかなり好きでした。各キャラの人物像と葛藤などが良かった。
TVシリーズのガリレオからのキャラがもっと出てたらと物理から事件を紐解くのをもっとあったら、嬉しかったなぁ
でも満足な映画でした
ん?それは誰?て、何度もなりました(^^;;
福山さんも北村さんも、素敵なおじ様になられましたね。柴崎さんは老けない!若い!!
愛する人の命を理不尽に奪われた家族の心情に、心が痛みます…
原作を読んでいないので、
着地点がわからず、
2転3転するストーリー展開に、
え?違うの?
え?これも違う?
て、なりました…
そこは面白かったです。
まさに、目が離せない!!
でした。
事件解明は
ほぼ湯川先生のお手柄〜
年を重ねて丸くなられたのか、
今までより温かさを感じました。
そんな感情あるんや、て思ったりしました。
登場人物が多くて、名前が覚えられなくて、
ん?それ誰?て、なったりして、
何度も迷子になりました(>_<)
津田さんと田口さんが出てたので
特捜9〜て、浮かびました♡
苦悩する北村さんを愛でる一作
「容疑者Xの献身」が素晴らしかった記憶での鑑賞、ガリレオシリーズを寵愛されている方には申し訳ないが今回は物語としては凹凸もなく実にスッキリしない展開でした。
かつて草薙が担当した少女誘拐殺人の件の真相は?結論をすべて愛ゆえに交錯してしまう人間ドラマで痛快ミステリーとはならない。その他諸々いくつか脚本や演出に綻びのあるように思える内容。
ただ、北村さん(草薙)のくたびれ具合や葛藤、湯川と関係性等の見所はあり、特に酒向芳さんの存在が他のキャストとは違い演者の凄みを感じさせられました。
再会は謎あってこそ。
原作は未読なので純粋にストーリーと登場人物の表情に集中しました。
久しぶりの湯川先生に会えたのは嬉しかった。
湯川先生、変わってないなぁーと思っていたのに
エンドロールで以前の作品を見ると、湯川先生にも物理では解決出来ないであろう、成長と老化を感じれて
時の下では皆平等を実感。
それはそれで良かった。
人の心も化学反応や気持ちのベクトルや出力具合でいろんな方向に行く、
物理で解決するのは謎とトリックだけで
人の心を解きほぐすのはやっぱり人の心なんだなぁ、と。
私的には椎名桔平、素敵!と思いました。
ジュピター?
東野圭吾ファン、原作を読み直すために鑑賞を少し先送りして読み直してから鑑賞しました。
失敗だったかもなー…読み直したの。
「え!?そこ端折るの?」「いやいやジュピターじゃねーよ、ジャズだろーが」「内海薫映すためにそういう話にするのかよ」という、原作から脚本へのマイナーチェンジのあれこれ、受け入れられない点が多かったです。
長年の人気作品で、色々あるのは分かりますし、原作小説と映画は別物だというのも分かってます。
でも、マイナス2点を感じたところは全てそのマイナーチェンジでした。
うーーーん。面白くなかったわけじゃないんだがなー。
面白かった
どんでん返しで悲しい結末…と思ったら最後に大どんでん返し。最後の大どんでん返しの前までは、今回「湯川先生」は必要だったかなと思いましたが、最後の大どんでん返しへのプロセスには「湯川先生」は必要でした!
重要な瞬間
「人生で本当に重要な瞬間は手遅れになるまでわからない」アガサ・クリスティーの名言が浮かぶ作品でした。
私達が日々重ねている瞬間のなかで、ある点がキラキラと輝くのか、鈍く暗く灯されるのか、それは振り返ってみなければわからない。善良の塊のような人たちが、あのとき、会えれば、会わなければ、行けは、行かなければ、そんななにかに右往左往するのを、湯川先生は俯瞰する。その姿はとても孤独で、正しく辛そうだ。
どんなに哀しい事実でも「実に面白い」という一言で締めくくるのが、そのうちにある様々な思いを実験者らしくひとくくりにしているが、観てるこちらが「実に面白いよ、先生こそ」と思う。
そこにあるのは、愛
公開中なので、ざっくり感想。
勝手な予測なのですが。
原作がある映画って、大体のストーリーや結末等。わかってますよね。
今回は予告も原作も、一切触れずに劇場に行きました。
一つの殺人事件から、連鎖反応する事件。
最初から「多分こいつが犯人」と思わせておいて。
湯川が提示する一つの答え。
えええ!。
今回は草薙刑事の苦悩が、前面に出てるのが悩ましい。
北村一輝さんのマイナスな演技、怪演と言っていいかも。
散らばったピースが合わさった時、全身鳥肌状態。
平日の朝イチに行きましたが、結構お客さん入ってました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「このまま沈黙を、続けますか?」
展開がスローな前半とスピーディーな後半
前半は、スローな展開。
「いつものメンバー」がなかなか出てこなかったので、劇場を間違えたと思ったぐらいでした。
いつものメンバーが出演し始めると、物語が大きく動く。そして、一気に後半へ。
湯川先生の推理(種明かし)が出てこないと、因果関係を推理するのは、かなりハードルが高い。
物語が3回ぐらい大きく変わった気がする。
出演者が大物揃いで、製作費の多くをギャラに使っていたように感じた。
もう少し「派手な科学現象のシーン」があると、もっと面白かったと思うので、星を1つ減らしましたが、安定の湯川ワールドでした。
感想は沈黙いたしません。
原作未読のため、期待値がかなり大きすぎました(汗)
中盤までは色々と考えを巡らせながら、東野圭吾ならこーするんじゃないか、とか、あーするんじゃないか、とか、ぐるぐるぐるぐる考えて鑑賞。佐織の妊娠の相手って、実は新倉直紀だったりするんじゃないかと思って観ていました。なぜなら佐織殺害後、蓮沼が店に現れたときの留美の様子は完全に真犯人そのものだったから。あの怯えた態度が脚本のト書に書かれているものであれば留美は黒、演出やアドリブであればグレーかなぁという感じだったのですが、新倉が妊娠の相手という予想は見事に外れ、最後は新倉夫婦の深い愛が描かれており、えーーー何だかなぁ?といった印象です。真犯人が並木のご主人であろう予想を覆した点と、真犯人を更に更に覆した点は凄く良かったけど、佐織の恋人、高垣智也があっさりと供述したあたりから、え、こんなにあっさり認めるの?と少しガッカリ。
驚いたシーン。
皆に愛され大切に育てられたであろう佐織という女の子の冒頭シーン。物語の世界に入るのは難しくありませんでした。jupiterの歌を背景に大画面に映る素敵な少女に皆が引き込まれたかと思いきや、まさかこんなにも自己管理ができていなくて、恩知らずで、幼稚な発言が仇となる少女だったとは。恐ろしい伏線回収だなと思いました。
最後に特に印象的だったシーンを。
取調室。新倉直紀へ取調べの最中、蓮沼が呼吸困難な状況で自白した(実際にはしていないのだけど)と知ったときの、草薙警部のなんとも言えぬ表情。北村一輝さんの台詞のない名演がとにかく凄かったです。警察は拷問で自白させるわけにはいきません。普通に考えて、呼吸困難なときにあんなにズラズラと長い自白はできないでしょって突っ込みたくなりますが、それらを凌駕するほどの名演技でした。感情が観客の心にも流れ込んできました。息を呑むシーンです。
悲しかったのは、湯川先生の存在感…
事件と絡めたそれぞれの人間模様だったり、思惑だったりが交差しているようなThe☆東野圭吾作品だったのですが、主役の影が薄かったのは残念なことです。ラストのクレジットロールの過去映像は、ガリレオシリーズ、ドラマや映画未視聴の私にとっては初見でした。福山雅治さん、かっこい。びっくり。(今さら)
実に面白かった!
ガリレオシリーズはドラマは観てなくて映画版のみ鑑賞してました。これを機にドラマ版を観てみようかな。前作もそうだったけどミステリーと言うよりはヒューマンドラマみたいだった。人間模様が濃くて切ないけど引き込まれてしまう、そんな魔力がありますね-。
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