沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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歴代史上1番切ない
〝読後感の良い〟映画
マスカレードやラプラスは知ってるのに、なぜかこのガリレオについては、原作もテレビシリーズも映画シリーズも今までまったく縁が無く、今日は何の先入観も期待もなしに、気楽に鑑賞しました。
ところが、冒頭10分くらい?の女子高生の遺骨発見まで振り返る流れで泣かされ、被疑者への憤りの気持ちが食堂に集まる人たちと一体化❗️
一気に映画の世界に没入させられます。
この映画のうまいところはそこですね。
アイツだけは絶対に許せない‼️
その軸がしっかりと確立したうえで見ることになるから、その後の展開は身内感覚と、客観的な謎解き目線の間で行ったり来たりとなり、どんどん先を見たくなる。ページを捲る読書のリズムと同じような感覚になり、細かいことは気にならない(とにかく先の展開が早く知りたい❗️となる)。
焦点となる対象人物が転換するタイミングも、小説手法のひとつである『一行アキ』がうまく機能しているかのようで、ストレスを感じない。
なんだか褒め過ぎのようですが、この映画の脚本はそれだけ原作の良さを分かってる人が書いたように感じられました(原作未読だし、脚本家や監督のことも知らないままで観てそのまま書いているので当てずっぽうな推測です)。
変な表現ですが、とても〝読後感の良い〟映画でした。
矛盾が心地よく
見応え充分でした
自分の予想を裏切る展開で良かったです。途中このままで終わったら正直駄作と言わざる得ないなぁ〜🤔と思ってたけど求めてた展開になり自分の犯人予想は当たらずも納得いく犯人かつ展開でした👏👏
ただ不満な点もあり物理が関係してるのが少なすぎる。
あと草薙刑事と15年前の事件の関わりが正直弱すぎて、今の状況に納得出来ず……(他にも酷い事件あったでしょ)
決してハッピーエンドではないけど個人的にはかなり好きでした。各キャラの人物像と葛藤などが良かった。
TVシリーズのガリレオからのキャラがもっと出てたらと物理から事件を紐解くのをもっとあったら、嬉しかったなぁ
でも満足な映画でした
ん?それは誰?て、何度もなりました(^^;;
苦悩する北村さんを愛でる一作
再会は謎あってこそ。
原作は未読なので純粋にストーリーと登場人物の表情に集中しました。
久しぶりの湯川先生に会えたのは嬉しかった。
湯川先生、変わってないなぁーと思っていたのに
エンドロールで以前の作品を見ると、湯川先生にも物理では解決出来ないであろう、成長と老化を感じれて
時の下では皆平等を実感。
それはそれで良かった。
人の心も化学反応や気持ちのベクトルや出力具合でいろんな方向に行く、
物理で解決するのは謎とトリックだけで
人の心を解きほぐすのはやっぱり人の心なんだなぁ、と。
私的には椎名桔平、素敵!と思いました。
ジュピター?
面白かった
重要な瞬間
そこにあるのは、愛
展開がスローな前半とスピーディーな後半
前半は、スローな展開。
「いつものメンバー」がなかなか出てこなかったので、劇場を間違えたと思ったぐらいでした。
いつものメンバーが出演し始めると、物語が大きく動く。そして、一気に後半へ。
湯川先生の推理(種明かし)が出てこないと、因果関係を推理するのは、かなりハードルが高い。
物語が3回ぐらい大きく変わった気がする。
出演者が大物揃いで、製作費の多くをギャラに使っていたように感じた。
もう少し「派手な科学現象のシーン」があると、もっと面白かったと思うので、星を1つ減らしましたが、安定の湯川ワールドでした。
感想は沈黙いたしません。
原作未読のため、期待値がかなり大きすぎました(汗)
中盤までは色々と考えを巡らせながら、東野圭吾ならこーするんじゃないか、とか、あーするんじゃないか、とか、ぐるぐるぐるぐる考えて鑑賞。佐織の妊娠の相手って、実は新倉直紀だったりするんじゃないかと思って観ていました。なぜなら佐織殺害後、蓮沼が店に現れたときの留美の様子は完全に真犯人そのものだったから。あの怯えた態度が脚本のト書に書かれているものであれば留美は黒、演出やアドリブであればグレーかなぁという感じだったのですが、新倉が妊娠の相手という予想は見事に外れ、最後は新倉夫婦の深い愛が描かれており、えーーー何だかなぁ?といった印象です。真犯人が並木のご主人であろう予想を覆した点と、真犯人を更に更に覆した点は凄く良かったけど、佐織の恋人、高垣智也があっさりと供述したあたりから、え、こんなにあっさり認めるの?と少しガッカリ。
驚いたシーン。
皆に愛され大切に育てられたであろう佐織という女の子の冒頭シーン。物語の世界に入るのは難しくありませんでした。jupiterの歌を背景に大画面に映る素敵な少女に皆が引き込まれたかと思いきや、まさかこんなにも自己管理ができていなくて、恩知らずで、幼稚な発言が仇となる少女だったとは。恐ろしい伏線回収だなと思いました。
最後に特に印象的だったシーンを。
取調室。新倉直紀へ取調べの最中、蓮沼が呼吸困難な状況で自白した(実際にはしていないのだけど)と知ったときの、草薙警部のなんとも言えぬ表情。北村一輝さんの台詞のない名演がとにかく凄かったです。警察は拷問で自白させるわけにはいきません。普通に考えて、呼吸困難なときにあんなにズラズラと長い自白はできないでしょって突っ込みたくなりますが、それらを凌駕するほどの名演技でした。感情が観客の心にも流れ込んできました。息を呑むシーンです。
悲しかったのは、湯川先生の存在感…
事件と絡めたそれぞれの人間模様だったり、思惑だったりが交差しているようなThe☆東野圭吾作品だったのですが、主役の影が薄かったのは残念なことです。ラストのクレジットロールの過去映像は、ガリレオシリーズ、ドラマや映画未視聴の私にとっては初見でした。福山雅治さん、かっこい。びっくり。(今さら)
実に面白かった!
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