「想像以上に残念な作品」沈黙のパレード まつまつさんの映画レビュー(感想・評価)
想像以上に残念な作品
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映画版ガリレオシリーズは、気分良く終わってはいけないとのポリシーがあるのだろうか。
と、言うより今回の作品は中盤からずーっと気分悪く進行し、またしても誰も救われない結末へと辿り着いた。
沈黙を貫いたモンスターを湯川ならではの方法でやり込める事ができたなら、もう少し面白かっただろう。
彼を殺してしまったら、その後誰が犯人になろうとも悲劇だし、どんなに入り組んだ謎を解いたところで、助けにならない。
そして一番解き明かさなければならない謎は、湯川の推測のみで実証は何もなく、謎のままで気分が悪い。
彼を生かしたまま、17年前の事件さえも解き明かす事ができたなら、大いに拍手したのだが。
実際は真実は闇の中になり、うわべでドタバタした人達のやったことだけが明るみに出るという。。。
この脚本でよく映画作ったな。
初めから最後まで人が苦しむところを見せられて、簡単に言えばつまらない。
もし次回作を撮るのなら、一度くらいは痛快な結末にしたらどうか。モヤモヤしたものを心に残したり、救いのない現実を表現するほうが高尚だと考えているなら、とても残念だ。
東宝なので客の入りがイマイチでもキャパの大きなスクリーンを使っているが、この映画に大きなスクリーンは必要ないだろう。
友人には、AmazonPrimeに出てから観れば充分だよと伝えよう。
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