「疑問点が残る部分が少し多いかも…」沈黙のパレード くりたくさんの映画レビュー(感想・評価)
疑問点が残る部分が少し多いかも…
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私は、原作を読んでおります。
原作を上手くまとめられていたとは感じました。
ただ、ここはなぜこの設定に?ここの説明なくて大丈夫と感じた部分が多々ありました。
①増村氏と15年前の事件の関係性
被害者の母が妹であったことは語られていましたが、なぜ妹との関係を隠したか、蓮沼をどれほど恨んでいたか、並木氏に何を語ったのか(どうして訪れたのか)を見せるべきだったと思う。
②高垣くんとの関係性
最初に示された回想シーンで沙織さんのレッスンを一緒に見ていた描写があったが、あれでは親公認で付き合っていたと感じてしまう。少し違和感を感じた。
③湯川先生の事件の伝え方など
今回の事件に関しては、あらましなどを草薙さんが伝えた方が説得力があったと思う。ガリレオ先生の行動の真意は、親友を過去の事件含めて解放してあげたいというものだったと感じる。彼がどのように行動したかが端折られていたように感じたので残念だった。
④物語の終わらせ方に関して
圧倒的に原作の方がいいなと思った。
「親友に感謝している」と内海が湯川に伝えたが、あの言葉を内海に言わせるくらいならなかった方がよかったかな。逆に湯川先生に言ってほしかった。
まだもう少しあるけど、こんな事は思いました。
原作を読んでいなければ、このような違和感は感じないと思います。
湯川が最後犯人に説明に行く前に、「容疑者Xの献身」のワンシーンを挟み込んでもよかったと思う。
この時の彼の後悔を元に話に行くことを決めたと思うので。
普通に面白いストーリーなので、観て損はしないと思います。
「透明な螺旋」も映画化かドラマ化待ってます!
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