劇場公開日 2022年9月16日

「ミステリー映画というよりはエンタメ映画」沈黙のパレード たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミステリー映画というよりはエンタメ映画

2022年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

グランドシネマサンシャイン池袋にて鑑賞。

原作既読、小説のエッセンスを抽出した脚本はなかなかの出来。しかし、ちょっと端折り過ぎたところあり、映画だけだとモヤッとする感があったのは惜しい。
それでもエンターテインメント映画としては面白く、湯川(福山雅治)のバディ刑事に内海薫(柴咲コウ)の復帰は嬉しい!(^^)!

しかも、本作の音楽もKOH+(柴咲コウ&福山雅治)なのもナイスだが、まだ何度も耳にした曲ではないので、テレビ版(第一作)や映画『容疑者xの献身』などのテーマ曲ほどの思い入れはまだない…。

歌の上手い女子学生が行方不明となるところから事件は始まるが、本作冒頭では「その女性学生が家族や皆からこんなに愛されていたんだよ的シーン」が長め。
そして、行方不明になった女子学生が遠く離れた所で起こった火事で骨が見つかったことから容疑者を尋問するが、容疑者は「沈黙(黙秘)」。
しかし今度はその容疑者が死亡して……といった展開に関わることとなる湯川教授。

以前、湯川は「准教授」だったが「教授」になったことを内海薫に言われると、また延々と湯川トークが始まりそうになるあたりは、ワンパターン的な楽しさ(笑)

この映画、殺人事件を解決していこうとする映画なので「ミステリー映画」として観てしまうと緊迫感は持続しないので、やはりエンタメ映画として観るのがベターだと思う。

本作、それなりに楽しめる映画であった。

<映倫No.123378>

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たいちぃ