「文句なく面白い」沈黙のパレード SP_Hitoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
文句なく面白い
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東野圭吾原作の映画ははずれがない、という確信をますます深めた。文句なく面白い!
ガリレオシリーズは小説もTVドラマも大好きだったので、復活したのは非常にうれしい。
「沈黙のパレード」の原作は読んでないけど、映画がこの出来ならさぞかし面白いのだろうと思う。久しぶりに読もうかな…。
わりと複雑な話だと思うのだが、全く分かりにくさを感じさせない、見事な脚本。
1つ1つの演技や表情なども非の打ちどころがなく、とても丁寧に作られた映画だと感じる。
今回は草薙の刑事としての苦悩と、湯川と草薙の友情が中心の話。草薙を演じる北村一輝の迫真の演技がすごい。
ただ、個人的には「容疑者Xの献身」を超えるものではなかった。
物語の展開が二転三転するところはたしかに面白いのだけど、真犯人の意外性はやや弱い。殺害方法トリックの解明は序盤で終わってしまうので、謎でひっぱる展開にならなかったのも原因か。
それにしても福山雅治というのは役者としてすごいだけじゃなく、歌手としてもすばらしいし、作曲作詞できるし、ラジオもユーモアたっぷりで面白いし、もちろんイケメンだし、こんな完璧な人間この世にいるんだ、っていつも思ってしまう。
エンドロールでテレビシリーズからの若き頃の湯川、草薙、内海のシーンが流れていくのは、うるっときてしまう。
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